番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

水ぼうそうについて

今日のドクター

福井県小児科医会
福田 隆文 先生

病気説明

水ぼうそうというのは、水ぼうそうウイルスに感染する事で発症する感染症なんです。水ぼうそうウイルスに感染すると2週間前後の潜伏期間を経て、体中に小さい赤い発疹が出来るんです。その発疹が水ぶくれになって、そして破れて、最後にかさぶたになって治っていくんです。発疹が出来るタイミングによって治るタイミングも違いますが、体中の発疹全部がかさぶたになったら感染力はなくなります。水ぼうそうは感染しても1週間くらいで自然に治って行く病気ですが、発疹が出る1~2日前から他の人に感染しますし、空気感染で感染力も強いので、保育園などで集団感染につながることがありますから注意してほしいと思います

意外と知らない?対処法
自然に治りますが、きちんと受診をしましょう
水ぼうそうは、ほとんどの場合自然に治る病気ですが、傷ついた皮膚から細菌が侵入して、皮膚の細菌感染症を引き起こす事がありますし、稀に、肺炎や脳炎などの重い合併症になってしまうこともあります。皮膚の症状を抑える為に薬を使うこともありますし、症状を確認する為にも、自然に治るからといって放置せずに、必ず病院を受診して欲しいと思います。
大人でも感染する事があります
水ぼうそうは子どもの病気なので、大人はかからないと思うかも知れないんですが、子どもの時に水ぼうそうにかかっていなければ、大人も感染の危険はあります。特に妊娠中の女性が水ぼうそうにかかると、流産や胎児感染など、おなかの中の赤ちゃんへ影響が出てくる場合があります。妊娠前であれば予防接種する事が可能であり、自分が水ぼうそうの免疫を持っているかどうか気になる方は、血液検査で調べることが出来ます。
まとめ
お話しましたように、水ぼうそうはほとんどが自然に治りますが、稀に重症化する事もありますので、水ぼうそうになった時には病院を受診してほしいと思います。
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