番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

インフルエンザについて

今日のドクター

福井県内科医会
岩﨑 博道 先生

病気説明

インフルエンザについては皆さん、良くご存知だと思うのですが、年末から冬を中心に流行する呼吸器感染症の事です。インフルエンザにかかると喉の痛みや関節痛、場合によっては40度近い高熱が出て非常につらいですから、インフルエンザにかからないようにしっかり予防をして欲しいと思います。
高齢者の死亡原因に『肺炎』というのが多いのですが、高齢者の肺炎というのはインフルエンザをきっかけにかかる事が多いので、インフルエンザは高齢の方は特に注意してほしいと思います。また、インフルエンザは感染力が非常に強いので、若い方がかかったインフルエンザを高齢の方にうつしてしまい、高齢の方が肺炎を発症して命を落としてしまう、という事がありますから、家族全員がしっかりとインフルエンザの予防をして、感染を広げないようにして欲しいと思います。

意外と知らない?対処法
手洗いが大事です
インフルエンザは空気感染では無く、くしゃみなどによる飛沫感染で広がります。飛沫によって机やドアノブなんかに付着したウイルスが、手を介して口や鼻などの粘膜に付着して感染をします。うがいというのは、口の粘膜は洗えますが、鼻の粘膜は洗うことが出来ませんし、むしろ鼻から感染する事の方が多いですから、インフルエンザの予防で一番大事なのは『手洗い』になります。インフルエンザは11月の終わり頃から流行してきますから、予防接種を受けて、高齢の方はそれプラス肺炎球菌のワクチンを接種して、インフルエンザと肺炎を予防し、さらにインフルエンザにかかった時は咳やくしゃみによりウイルスを広げないようにマスク着用をして、人にうつさないようにし、仕事や学校は休んで、休養を取り、治すことに専念をして欲しいと思います。
早めに治療をしましょう
インフルエンザの治療で重要な事は『できるだけ早い治療を心がける』という事だと思います。インフルエンザの症状があれば早めの治療をすることで、感染した人からのウイルス飛散量が減りますし、その分、他の人へうつすリクスが低くなります。高齢の方や乳幼児といった免疫力が弱い方にうつしてしまう前に、疑わしい症状があったら早めの治療をして欲しいと思います。
まとめ
お話しましたようにインフルエンザ対策は『うつらない』事と『うつさない』事が大事ですから、予防の為には手洗い、かかってしまった人はうつさない為にマスク着用というのをしっかり心がけて欲しいと思います。
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