番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

ドライアイ

今日のドクター

福井県眼科医会
宮下洋亮先生

病気説明

私たちの目の表面は、涙によるコーティングで守られています。ドライアイとはこの涙の量あるいは質が悪くなり、目に障害をきたした状態の事を言います。目の乾燥感以外に、異物感や痛み、まぶしい、疲れやすいなどの症状があります。近年、パソコン作業などで目を使う機会が多くなり、ドライアイの方が増えています。目に傷が付きやすいためバイ菌が入りやすく、さらに目を痛める事にもつながりますので、注意が必要です。

意外と知らない?対処法
水道水で目を洗わないようにしましょう
目が乾いた時に、水道水やカップ型洗浄液で目を洗う事は、逆効果になります。涙は目の表面の角膜側から、涙の土台となるムチン層、涙の大部分を占める水層、涙の表面で蒸発を防ぐ油層の3層構造となっていますが、目を洗う事によってこの3層構造が崩れやすくなってしまいます。目の潤いを保つ為には、ドライアイ用の目薬を使うと良いでしょう。
ドライアイを放置すると視力が低下する事があります
ドライアイでは、視力検査で視力が良くても『まぶしさ』や『かすみ』を感じ実際の生活上での視力、つまり「実用視力」が低下する事があります。車の運転などで危険を伴うこともありますので、注意が必要です。ふだん涙っぽく感じる方も、涙の安定が悪いタイプのドライアイの可能性があります。目に違和感があり、目薬を使っても改善しない場合には眼科医に相談すると良いでしょう。
まとめ
近年、パソコンやスマートフォンなど情報端末に接する機会が多くなり、ドライアイになる方が増えていますので、適度に目を休め、目薬でしっかり目を保護するようにすると良いでしょう。
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