番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

皮膚がん

今日のドクター

福井県皮膚科医会
飯野志郎先生

病気説明

皮膚がんは、診断や治療が難しく、時に命にかかわる事もある皮膚の病気です。ひとくちに皮膚がんと言ってもその性質はさまざまであり、がんの種類や年齢、状態によって治療法もさまざまです。皮膚がんの代表的なものに、ホクロの癌である『悪性黒色腫』、高齢者の顔面に出来やすい『有棘細胞がん』『基底細胞がん』、高齢者の外陰部にできる事が多い『乳房外Paget病』などがあります。皮膚がんは進行すると大きくなったり、出血したり、悪臭を放つことがあります。また、リンパ節や肺・肝臓など他の臓器に転移すると命に関わることもあります。

意外と知らない?対処法
紫外線は皮膚がんの原因にもなります
一般的に皮膚がんは高齢者に多い病気で、種類によっては日光に多く当たる部位にできやすいものもあります。したがって、紫外線を長年にわたり多く受けると皮膚がんになりやすいと言えます。長い間紫外線を受けていることが良くないので、年をとってから急に紫外線対策をしても、あまり効果はありません。若い時から将来の皮膚がん予防の為にも、紫外線対策をするようにしてください。
皮膚がんは目で見ても分かりません
皮膚がんは皮膚に出来ますから、目で見てすぐに分かると思われるかも知れませんが、初期の段階ではホクロやイボなどと間違われることも多いです。したがって早期に診断をするためには皮膚科医の専門的な診察が必要です。最初は小さかったできものが、出血したり急に大きくなったりして初めて皮膚がんと気づくこともあります。手のひらや足の裏に、大きなホクロがあれば、悪性黒色腫の可能性もあります。早期発見のためにも皮膚に気になる『できもの』があれば、皮膚科で専門的な診察を受けるようにしてください。
まとめ
皮膚がんは進行すると恐い病気ですので、予防や早期発見が重要です。少しでもおかしいと感じたら遠慮なく最寄りの皮膚科を受診すると良いでしょう。
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