番組紹介
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これからの時期注意したい!RSウイルス感染症について
2015.11.23(月)放送
今日のドクター
福井県小児科医会副会長
加藤英治先生
病気説明
RSウイルスは子どもの呼吸器感染症を起こす重要なウイルスです。これから冬に流行します。1歳までにおよそ70%、2歳までにほぼ100%にお子さんがRSウイルスに感染します。RSウイルスは痰や鼻水などが飛び散った飛沫からウイルスが手に付着して感染が広がっていきますので、予防には手洗いが大切です。RSウイルスは小さなお子さんに急性細気管支炎や肺炎を起こします。呼吸困難になって入院することもしばしばあります。特に生後半年までのあかちゃんは重症化しやすいので要注意です。
意外と知らない?対処法
- 大人でも感染します
- RSウイルスは再感染を起こすので、大人になっても感染します。大人は、RSウイルスに感染しても、鼻水や咳が出るだけで、症状は軽く、単なる風邪で終わります。そのため、知らないうちに、大人から小さな子供さんに感染させてしまったり、保育園や幼稚園に通っている上の子から、下の子に感染させることがよくあります。
- ワクチンはありませんので予防が大切です
- 残念ながらRSウイルスに対するワクチンはありません。その為、感染をしても症状に合わせた対処療法しか出来ません。早産で産まれた子どもさんや先天性の心疾患がある子どもさんなど、重症化しやすい子どもさんにRSウイルスに対する抗体を予防的に使うことはありますが、残念ながらワクチンがないので積極的な予防はできません。小さい子に感染を広げないように、風邪が流行っている時にはマスクをするとか手洗いをよくするとか、周囲の人が予防をするようにしましょう。
- まとめ
- RSウイルス感染症は子どもに多く見られる呼吸器の感染症です。咳がひどくなったり、呼吸がぜーぜーして、おっぱいを十分に飲めないといった症状が出てきたら、小児科を受診するようにしてください。
過去の放送
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- 2017年10月23日(月)放送インフルエンザ対策について
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- 2017年10月02日(月)放送ウイルス性胃腸炎について
- 2017年09月25日(月)放送座骨神経痛について
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