番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

突然の頭痛に注意!くも膜下出血について

今日のドクター

日本脳神経外科学会専門医
早瀬睦先生

病気説明

くも膜下出血とは、クモ膜という脳を包んでいる薄い膜と脳の間に出血が起こる事で、普段元気な方でも突然発症して、命を失うこともある病気です。
ほとんどの場合、脳の血管に出来た脳動脈瘤という血管の壁が弱いところが膨れ上がって出来たコブのような部分が破裂することによって起こります。
脳動脈瘤が出来る原因は明らかにはなっていませんが、破裂することによって、突然の激しい頭痛といった症状がある病気です。

意外と知らない?対処法
若い人に多い病気です
脳血管性の病気というと、高齢者に多いというイメージがあるかも知れませんが、くも膜下出血は40代50代といった働き盛りの比較的若い方に多く発症している病気です。働き盛りの方に発症するので、家庭に与える影響も大きく注意してください。
くも膜下出血は脳に動脈瘤がある方は注意が必要なので、脳ドックなどで脳のMRIを受けてご自分の脳の状態を知っておくと良いです。若い人は大丈夫と思っている人は多いと思うので、くも膜下出血は若い人に発症しているということを理解してください。
早期治療が重要です
くも膜下出血は、命が助かっても後遺症が残る方が多い病気ですが、一方で早期に診断・治療が受けられれば社会復帰できる可能性もある病気です。その為、発症したらいち早く病院で治療を受けるということが重要になります。
脳のMRIで動脈瘤が見つかった方は、禁煙や血圧の管理を心がけ、多量の飲酒は避けるようにして、動脈瘤が破裂しないように注意をしてください。発症してしまったら、治療を受けるまでの時間が大事になります。
まとめ
お話したように、くも膜下出血になったら病院で治療を受けるまでの時間が大事なので、今まで経験したことの無いような激しい頭痛に見舞われたら、いち早く病院を受診するようにしてください。
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