番組紹介
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プール熱について
2016.06.27(月)放送
今日のドクター

日本小児科学会
谷内裕輔先生
病気説明
プール熱とは夏風邪のひとつで、アデノウイルスのよる感染症です。プール熱という名前からプールでうつる病気だと誤解されることも多いのですが、プールに入ることの多い時期に流行するからプール熱というのだと思ってください。
正式には咽頭結膜熱と言い、目やにが出たり目が赤くなったりという結膜炎の症状や、咳、熱などの症状があります。アデノウイルスは接触感染や飛沫感染でうつりますので、手洗いやうがい、手や指の消毒といった予防を流行時には心がけて欲しいと思います。
意外と知らない?対処法
- 水分補給が大切です
- プール熱はウイルス感染なので、抗生物質は効きません。プール熱は発症してから食べられない、飲めない、という状態になることがありますので、症状が出始めた頃からの水分補給が非常に大事です。
症状がひどくなるまでは食事をあまり食べられなくても、症状が出るまでの食事や水分で栄養を補う事ができる場合もありますが、症状がひどくなると食事が食べられず水分が失われていく一方なので、症状が出始めた頃からしっかりと水分補給をするようにしてください。 - 子どもをゆっくり休ませてあげましょう
- プール熱は、熱が下がっても思ったよりお子さんの体力が消耗していますし、その状態で保育園や学校に行くと、他の病気をもらい熱がぶり返すという可能性があります。学校保健法では熱やのど、結膜炎などの、主な症状が消えた後2日経つまで出席停止ですので、熱が下がったからといってもしばらくはお子さんを休ませてあげてください。
プール熱は夏場にかかる事が多いので、もし、かかってしまったら、水分補給をしっかりとしてあげると良いと思います。
過去の放送
- 2016年08月29日(月)放送突発性難聴について
- 2016年08月22日(月)放送子宮がんについて
- 2016年08月15日(月)放送マイコプラズマ肺炎について
- 2016年08月08日(月)放送立ちくらみについて
- 2016年08月01日(月)放送百日ぜきについて
- 2016年07月25日(月)放送子どもに気をつけたい水の事故について
- 2016年07月11日(月)放送熱中症対策について
- 2016年07月04日(月)放送帯状疱疹について
- 2016年06月27日(月)放送プール熱について
- 2016年06月20日(月)放送家庭でできる食中毒予防について
- 2016年06月13日(月)放送白血病について
- 2016年06月06日(月)放送動脈硬化について
- 2016年05月30日(月)放送気胸について
- 2016年05月23日(月)放送肩こりの解消法について
- 2016年05月16日(月)放送慢性腎臓病について
- 2016年05月09日(月)放送眼瞼痙攣について
- 2016年05月02日(月)放送子どものスポーツ障害について
- 2016年04月25日(月)放送頻尿予防について
- 2016年04月11日(月)放送エコノミークラス症候群について
- 2016年04月04日(月)放送胃潰瘍について