番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

脳梗塞について

今日のドクター

日本神経学会
山口浩輝先生

病気説明

脳梗塞とは脳卒中のひとつです。脳卒中には脳の血管が破れて出血する脳出血やくも膜下出血と、脳の血管が詰まる脳梗塞があります。血管は急に詰まるので、症状も急に起こります。症状はいろいろあるんですが、血管の詰まった場所や大きさによって、症状や危険度が変わってくる病気なんです。
代表的な症状としては、半身のしびれや手足のまひ、しゃべりにくさや言葉の出にくさですが、めまいや吐き気、ふらつき、意識障害も出ることがありますので、突然こういった症状が出たら、早めに病院を受診して欲しいと思います。

意外と知らない?対処法
禁煙しましょう
脳梗塞は脳の血管が詰まることで起こりますから、血管が詰まりやすい状態、つまり動脈硬化が進んだ状態がリスクとなります。
タバコは動脈硬化を悪化させるので、脳梗塞のリスクをものすごく高めてしまうことになるんです。他にも糖尿病や高血圧、脂質異常症といった、いわゆる生活習慣病も動脈硬化のリスクになりますので、血圧や糖尿病のコントロールも重要です。
お酒も飲み過ぎは体によくありませんから、飲み過ぎない、食べ過ぎない、適度な運動、塩分や油ものは控えめにする、など生活習慣病の予防や改善に努めるようにしてください。
再発しやすい病気です
脳梗塞を一度発症した人は、動脈硬化や生活習慣病などのリスクを既に持っていることが多いため、再発しやすい状態にあるという事になります。予防には血液をさらさらにする薬を使いますが、薬を勝手に止めてしまう方もいますので、再発をしやすいということを理解し、薬を勝手にやめないようにしてください。
そして脳梗塞は血管の詰まる場所や大きさによって、症状や治療後の経過も変わってきますが、発見から早ければ早いほど治療の幅も広がり、その後の回復もしやすくなりますので、異常を感じたら、出来るだけ早く病院を受診してほしいと思います。
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