番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

「ロコモティブシンドローム」について

今日のドクター

福井県整形外科医会
上田康博先生

病気説明

ロコモティブシンドロームとは、あまり聞き慣れない言葉だと思うのですが、骨や関節、筋肉といった運動器が衰えてきている状態、簡単に言うと足腰が弱って歩行能力が低下してきている状態のことを言うのです。日本人の平均寿命は男女差はありますが、85歳前後で、それに対して健康寿命は70~75歳ほどですから、10年近く介護を受けている事になります。この差を少しでも無くす為にもロコモティブシンドロームを予防し、運動器の健康を維持するようにしてください。

意外と知らない?対処法
日常のかんたんな動作がしにくく感じます
ロコモティブシンドロームは運動器の機能が衰えて来た状態ですので、日常の簡単な動作がしづらくなってきて、家の中でつまずいたりすべったりする事があります。家の中でつまずいたりすべったりする、片足立ちで靴下がはけない、階段を上がるのに手すりが必要、掃除機の使用などやや重い仕事が困難、2キロ程度の買い物を持ち帰るのが困難、15分くらい続けて歩けない、横断歩道を青信号で渡りきれない、など7つの項目のうちひとつでも当てはまる場合はロコモティブシンドロームの心配がありますので注意してください。
適度に体を動かす習慣を付けましょう
骨や筋肉の量のピークは20代から30代と言われていますので、40代くらいから運動器の衰えが始まっていると思ってください。骨や筋肉は適度な運動や生活活動で刺激を与え、適切な栄養をとることで強く丈夫に維持されますから、普段の生活でも自転車や徒歩で通勤をしたり、極力階段を使うようにしたり、地域のスポーツイベントに参加するなどして、適度に体を動かす習慣をつけると良いでしょう。骨粗しょう症や変形性関節症、変形性脊椎症などによりロコモティブシンドロームが進行すると、寝たきりになってしまいますから、運動器の衰えを歳のせいにせず、ロコモティブシンドロームの予防や改善に努めるようにして欲しいと思います。
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
PAGE TOP