番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

糖尿病について

今日のドクター

福井県糖尿病対策推進会議幹事
夏井耕之先生

病気説明

糖尿病とは、インスリンというホルモンの働きが足りなくなって、糖が人体で上手く使えず、血液中にダブつく、つまり血糖値が上がる病気です。体はガス欠になってだるくなったり、尿量がふえて口が渇いたりしますし、長いこと高血糖を放置すると失明や腎不全による透析、足の壊疽から切断にいたったり、動脈硬化が進展して心筋梗塞や脳梗塞が増えたりします。
そうならないためには日頃の生活習慣が大変重要になってきます。

意外と知らない?対処法
有酸素運動がオススメです
息を止める運動、例えばエキスパンダーのような運動と窓拭き掃除を同じ時間やった時を考えると、窓拭き掃除は適度に呼吸をしながら動く、いわゆる好気的運動になるので、効率よく血糖や脂肪を燃焼させる事になりますし、インスリンの働き自体も良くするので、より血糖が改善します。
もちろん筋力トレーニングによって筋肉の量を増やす、維持するというのも別の意味で良いことですが、リズミカルに呼吸しながら大きな筋肉を動かすような、「有酸素運動」によって体内の糖や脂肪の燃焼効率があがり、血糖が下がり、肥満や糖尿病の予防改善につながります。
食事は15分以上かけましょう
満腹感とは、血中の糖分や脂肪分が上がってくるともに、何度噛んだか、飲み込んだか、などの機械的な刺激が積算され、食べ始めて15分ほどしてから脳に生じる信号です。ですから、早食いは食べ過ぎのもとになるのです。
逆に食物繊維に富む食材、野菜などから先に食べ始めることで、カロリーを摂りすぎないうちに満腹感を得ることができます。不規則な生活、早食い、どか食い、ながら食いなどで血糖は上がりやすくなるのです。
生活習慣に気をつけ、糖尿病の予防や改善を心がけて欲しいと思います。
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