番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

肺がんについて

今日のドクター

福井県がん検診精度管理委員会
肺がん専門部会委員 小林弘明先生

病気説明

肺がんは日本人の、がん死亡原因の第一位です。がんで亡くなる方の、およそ20%を占めていて、男性、女性共に増えているがんです。その最大の原因はご存じのように(「間違いなく」)喫煙です。
また、肺がんは自覚症状が出にくく、かなり進行するまで無症状です。肺がんから身を守る方法は、禁煙と定期的な検診ということになります。

意外と知らない?対処法
禁煙しましょう!
タバコの箱に書かれているニコチンやタールの量というのは、機械を使ってとても特殊な条件で測定した値で、人間が吸った場合には全く違う結果になります。軽いタバコにも強いタバコとさほど変わらない量のニコチンやタールが含まれ、それが体に入ります。
喫煙者では肺がんができやすいばかりか、発育が早く、転移しやすい、たちの悪い肺がんができやすいのです。このため、タバコを吸わない人が肺がんでなくなる確率は0.3%なのに対し、タバコを吸う人では16%にもなります。
肺がん予防の第一歩、一刻も早く禁煙してください。
検診は毎年受けてください
胸部レントゲン写真を用いた肺がん検診については、毎年受診すれば肺がん死亡を半分に減らすことが確認されています。毎年受診することが重要で、2年に1回の受診ではこの効果が完全に失われてしまいます。
手術ができる段階で見つかる肺がん患者さんの大部分は無症状ですから、早期発見には検診しかありません。検診は命を拾うチャンスです。もし異常が見つかった場合には、症状の有無にかかわらず必ず精密検査を受けて欲しいと思います。
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