番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

「目もらい」について

今日のドクター

日本眼科学会専門医
天谷陽子先生

病気説明

目もらいについては、皆さん一度は聞いたことがあると思いますが、正式には麦粒腫と言いまして、まぶたに細菌が感染して炎症を起こす病気です。
炎症がひどくなってくると、まぶたが赤く腫れて、痛みを伴うようになります。しばらくすると治る場合もありますが、痛みが強かったり、症状が長引いたりする場合には眼科を受診していただきたいと思います。

意外と知らない?対処法
目もらいはうつりません
目もらいは『うつる』と思われている方も多いのですが、目もらいは細菌に感染して起こるもので、伝染性の病気ではありませんので、特殊な場合を除いて、基本的にはうつりません。
ただし、目もらいに似た症状が出る『はやり目』はウイルスが原因で起こる病気で、伝染性が非常に強いので注意が必要です。
目もらいになると眼帯をするイメージがありますが、眼帯は目ヤニも付きやすく、不衛生になりがちですので、眼帯をする場合にはこまめにガーゼを取り替えて清潔に保つようにして欲しいと思います。
目薬をさした後は静かに目を閉じましょう
目薬をさした後に、パチパチとまばたきをする方がいますが、これは間違いです。まばたきをすると目薬が全体に行き渡っているように思うかもしれませんが、まばたきをする事で目薬が目から喉に流れてしまうので、目薬を指した後は、目を閉じた状態でいるのが良いです。
目もらいはほとんどの場合、しばらくすると治まりますが、治りが遅い場合や痛みがひどい場合には、他の病気の可能性もありますので、病院で検査をして欲しいと思います。
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