番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

慢性気管支炎について

今日のドクター

福井県内科医会
小嶋 徹 先生

病気説明

咳や痰が長く続いている人がまわりにいませんか? 咳や痰が、1年のうち3ヶ月以上も続く病気が慢性気管支炎です。慢性閉塞性肺疾患、別名COPDという病気はご存知でしょうか? この病気は慢性気管支炎と肺気腫を合わせた病気で、患者数も年々増えてきています。病気がひどくなると歩行中の息切れが目立つようになり、日常生活が大変になってきますから、症状がある方は早く治療することが大事です。

意外と知らない?対処法
禁煙しましょう!
慢性気管支炎の原因はタバコなんです。タバコの煙によって、気道の粘液を作る細胞が刺激されて、痰が増え、その痰を出すために咳が増えてきます。このようにして、タバコを吸い続けると痰と咳の症状が目立ってきます。慢性気管支炎の治療は、禁煙が一番になります。しっかりと禁煙をして痰が減ったところで、気管支を広げる薬や、痰のキレを良くする薬を使って症状をやわらげる治療を行います。タバコを吸い続けて症状がひどくなる、その前に是非、禁煙をしてください
重い病気が隠れていることもあります
慢性気管支炎の症状は、風邪やインフルエンザなどに罹りやすい、冬場に目立ちます。風邪やインフルエンザにかかると、それを引き金に慢性気管支炎の症状が悪くなりますので、風邪やインフルエンザを予防するという意味でも、手洗いやマスクを行い、予防をすることが大事です。また、慢性気管支炎と思われている人の中に、肺がんや肺結核などの重い病気が隠れている事もありますので、症状のある方は、一度病院での診察をお勧めします。
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