番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

すい臓がんについて

今日のドクター

日本消化器外科学会指導医
前田一也先生

病気説明

すい臓については、どういった臓器でどこにあるのか?というのをあまり知らない人が多いと思いますが、膵液などの消化液を分泌したりインスリンなどのホルモンを分泌したりする機能が有り、人間にとって大事な臓器のひとつです。
すい臓にもいろいろな病気がありますが、今回は、すい臓がんについてお話ししようと思います。

意外と知らない?対処法
初期症状が無いので気をつけましょう
すい臓がんはかなり進行するまで、自覚できる症状が無い病気なんです。進行すると黄疸や食欲不振、体重減少という症状が現れますが、そういった症状が現れた時には、かなり病気が進行していて手遅れになってしまうことが多いんです。
糖尿病の方はすい臓がんになる確率も高いと言われていますし、すい臓がんにかぎらず、いろいろな病気にならないためにも、飲み過ぎや食べ過ぎなどを控えて生活習慣を改善すると良いと思います。
検診が大事です
すい臓がんは発見が難しく、超音波やCT、MRIでの検査が必要になります。男女比はほとんど無く、50歳から70歳くらいの方に多く発症していますので、自覚症状が無くても、定期的に人間ドックなどの検診をしてほしいと思います。
何度も言いますが、すい臓がんは自覚症状が出た時にはすでに手遅れになってしまっている場合がほとんどなので、生活習慣の改善と定期的な検診を必ず受けるようにしてください。
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