番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

テニス肘について

今日のドクター

日本整形外科学会専門医
大橋 義徳 先生

病気説明

テニス肘というのは、正式な病名では無いのですが、肘の外側の骨が出っ張ったところが炎症を起こす病気で、指を開いた動きや、手首に負荷をかけた動きで、肘に痛みが出る病気です。正式には上腕骨外側上顆炎といいます。一般的にはテニス肘として知られており、テニスなどのラケットを使用するスポーツで主にこういったバックハンドストロークのときに痛みが出る病気です。

意外と知らない?対処法
テニスをする人以外にも起こります
病名が『テニス肘』というだけに、テニスをする人にだけ起こると思われるかもしれませんが、テニス肘になる方の中で実際にテニスをしている人は、およそ10%しかいません。パソコン作業や家事といった事が原因になっている事が多く、中高年の方に多く発症しています。若いときと比べると、年を取るにつれて、筋力も、筋肉の柔軟性も落ち、筋肉が固くなっていくことで起こりやすくなります。筋肉を柔らかくする為にもストレッチや、痛みがなければ筋力を上げる簡単なトレーニングも予防や改善には効果的だと思いますし、放っておくと日常生活にも支障を来してしまいますので、自覚症状のある方は整形外科を受診すると良いと思います。
テニス肘は治ります
テニス肘のほとんどは数週間から半年で良くなることが多いです。なかには1年つづく場合もありますが、その場合は手術が必要になります。そのほかにも保存的療法として、手首や指のストレッチやテニス肘用のバンドというのもありますので、自覚症状のある方は医師に相談して欲しいと思います。
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