番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

腎臓の不調から来るむくみについて

今日のドクター

日本腎臓学会腎臓専門医
伊藤正典先生

病気説明

多くの人が悩んでいる『むくみ』ですが、『むくみ』とは、体液のうち細胞組織の間の液体が病的に増加した状態で、医学的には『浮腫』といいます。『むくみ』は局所的なものから全身的なものまであり、その原因も腎臓・心臓・内分泌の病気、血管やリンパの傷害、炎症や栄養状態、薬物など様々です。今回は腎臓の不調から来る『むくみ』についてお話をしようと思います。

意外と知らない?対処法
タンパク尿は注意が必要です
腎臓は、全身の血液を濾過する臓器です。その濾過する糸球体といわれる部分の異常でタンパクが漏れ出し、タンパク尿が出ます。タンパクが出るとむくみやすくなるのですが、漏れ出たタンパクはアルブミンというもので、アルブミンは血液の中に水分を留める働きがあります。それが尿と一緒に体の外に出てしまうことで、血液の中に水分を留めておくことが出来なくなり血管の外に水分が滲み出て『むくみ』がでます。
1日3.5グラム以上のタンパクが尿に漏れ出る、ネフローゼ症候群という病気もありますので、尿量が減った、タンパク尿で尿が泡立つということがある場合は病院で検査を受けてほしいと思います。
朝起きた時の顔のむくみに注意しましょう
朝起きた時に顔がむくむのは病気が原因になっている可能性があります。
通常、川が山から海に流れるように、立ち仕事をしていると重力にしたがって水分が下に下り、夕方、足がむくみやすくなります。したがって、夕方に足がむくんでも必ずしも病気とはいえません。逆に寝て起きた時に顔がむくむ場合は一度検査を受けてほしいと思います。
腎臓は塩分を多く摂取すると、水分のバランスが崩れて、むくみがある状態では悪循環になってしまいますので、塩分摂取にも気を使ってほしいと思います。
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