番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

貧血予防について

今日のドクター

日本血液学会認定血液専門医
青木 剛先生

病気説明

貧血というのは、血液中の赤血球が減少した状態の事を言いますが、赤血球の大きさによって、いろいろなタイプの貧血に分かれています。
赤血球というのは全身に酸素を運ぶ働きをしていますが、この赤血球が減ることで、少ない赤血球をフル活動させて酸素を運ぼうとしますから、立ちくらみや息切れ、動悸、ひどいとむくみといった症状も現れます。
そのため、健康診断で貧血と言われたり、自覚症状があったりする場合は、病院で検査を受けて欲しいと思います。

意外と知らない?対処法
予防にはバランスの良い食事が大事です
貧血で最も多い鉄欠乏性貧血の場合は鉄分をとることが予防につながりますが、それ以外にも貧血には様々な原因があり、ビタミンB12や葉酸といったビタミン類、亜鉛や銅といった微量元素が不足しても貧血は起こります。またリウマチや膠原病の人などでも貧血になる事があります。
よって、鉄分をとって予防につながるのは、鉄欠乏性貧血の場合だけと考えて頂ければ良いと思います。また消化管で鉄分を吸収するのにはビタミンCも重要な役割を果たします。
よって貧血の予防には鉄分だけでは無く、ビタミン類や微量元素といったものも大事なので、何よりバランスの良い食事というのが大事です。
鉄分をとるだけでは十分ではありません
一日の食事でとれる鉄分は通常10~15mg程度で、そのうちおよそ10%しか吸収されないので、不足している鉄分まで補えず、鉄分摂取のみではなかなか改善しません。
一方、病院で処方される薬には50〜200mgもの鉄分があり、効率よく鉄分を補うことができ、貧血を早く改善させることができます。慢性の出血で鉄分を喪失している場合や、ピロリ菌などにより鉄分の吸収が落ちていることによる場合もあります。
貧血は、症状があっても病院に来ずに食事療法で我慢し続けて、症状が重くなってから病院に来る方も時々おりますが、貧血には重い病気が隠れていることもありますから、自覚症状がある場合や鉄分をしっかり摂っても貧血が進む場合には早めに病院で検査を受けるようにして欲しいと思います。
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