番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

過敏性腸症候群について

今日のドクター

日本消化器病学会
鳥居志充 先生

病気説明

過敏性腸症候群というのは腸の検査や血液検査で異常が無いのに、腹痛や腹部不快感という便通の異常が続く病気のことです。ストレスに腸が過敏に反応することが原因と考えられており、会議や試験などで緊張をすると、お腹の調子が悪くなったり、下痢や軟便が続いたりして、トイレの無いところに長時間いられないなど、生活の質が低下したりしてしまいます。自覚症状がある方は医師に相談をしてほしいと思います。

意外と知らない?対処法
他の病気の可能性に気をつけましょう
大腸がんなど、他の病気が原因で便通異常を来している場合もありますし、症状が似ていて下痢を繰り返す、潰瘍性大腸炎やクローン病というのもありますので、決して自己判断はせず、おかしいと思ったら検査を受けるようにしてほしいと思います。病院ではレントゲンやカメラを使って、まず他の病気の検査をしますし、便通異常が起こる状況というのも自分で記録するなりしておくと良いと思います。
生活習慣の改善を心がけましょう
過敏性腸症候群はストレスを溜めないことが大事なので、生活習慣を改善してストレスを溜めないようにする事が良いとされています。もちろん薬を併用する事はありますが、なによりも大事なのは生活習慣を整え、規則正しい生活やバランスの良い食事、軽い体操や散歩などで適度な運動をすることが、腸の動きを整える為にも良いと思います。

お話しましたように、過敏性腸症候群は生活習慣の改善が重要ですので、ライフスタイルを改善し生活リズムを整えて欲しいと思います。
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