先々週からシリーズでお送りしてきた「ハンパない特集」。最終回は藤島高校体育祭に密着しました。
藤島高校の体育祭では「造り物」と呼ばれる幅7.4m、奥行・高さが5.2mにもなる巨大なオブジェが毎年作られます。準備期間はわずか1週間程度。デザインや設計図も生徒自ら作ります。
生徒のほぼ全員が4年制大学への進学を希望する藤島高校。3年生にとっては受験勉強が本格化する前、最後の青春。黒組はペットボトルロケットを使ったり、黄組はベニヤ板や合板を多く使って本格的に作ったり、赤組は造り物自体を動かせるようにしてみたり、様々なアイデアを出し合い制作していきます。

しかし順調に準備を進めていたところに襲ってきた台風21号。屋内に入れられなかった造り物が壊れてしまいました。特に青組は被害が大きく、顔の部分が全壊。残された時間はわずか1日です。青組は体育祭前日に行われる校内祭にも参加せず、作業を続けました。校内祭が終わった後は、ほかの部門や色の生徒も手伝ってくれました。その結果、見事1日で完成。本番に間に合わせました。
高校生活最後の青春を熱く燃やした藤島高校の3年生。次は自分の夢に向かった戦いが始まります。