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お水送り☆

2014年03月07日

今年度もあとわずか。皆さん忙しく過ごしていますか?
先日、人生初めて、小浜市の若狭神宮寺で毎年行われている神事、「お水送り」に参加しました。


「わがまま!気まま!旅気分」という特別番組のロケで訪れたんですが、神宮寺を訪れたのは2回目。
以前は同じ番組で、女優の鈴木砂羽さんと訪れました。
その際はひっそりとたたずむお寺のイメージでしたが、今回は全く様子が違いました。


もの凄い煙の柱と激しく燃える炎。大護摩法要です。
境内は白装束に身を包まれた僧侶と松明を持つ約3000人の参拝客で埋め尽くされました。
お水送りとは、毎年3月2日に小浜市の若狭神宮寺で行われていて、奈良の東大寺の「お水取り」を前に、若狭地方から東大寺に清水(御香水)を送る伝統神事。
何といっても見所は、燃え盛る大護摩と、全員で煌々と燃える松明を持ち、遠敷川に沿って神宮寺から上流にある鵜の瀬まで約2キロを練り歩く松明行列です。


私も松明に願いを込めて…☆いざ出陣!

手前の炎が大松明。見えにくいですが、白装束に身を包んだ修験者達が勇ましく担いでいます。
後ろに見えるのが大護摩です。

そして、一緒に旅をするのがこの方!

華道家、前野博紀さん。小浜市出身です。
とっても優しくて、温かいオーラを持っている方でした。
30歳で会社を辞め、花の世界に入った前野さん。全く花と関わりのない仕事をされていましたが、ある生け花展に行き、衝撃を受けたそうです。
言葉は必要なく、そこに存在するだけで人を感動させる花の魅力…そこに惹きこまれ、今は「花の建築家」と言われるほど多くの人を魅了しています。
前野さんも初めての参加ということで、この厳かな雰囲気と幻想的な松明の灯りにかなり感動されていました。

 


私達の後ろ、長い松明の帯が連なっているのがわかりますか?
いろんな人の想いと暗闇を照らす炎で繋がった約2キロの松明行列は、とっても幻想的で、荒々しくも美しかったです。
最後は、鵜の瀬で大護摩法要と送水神事。


今年も無事、御香水が送られました。
(遠くてわかりませんでしたが、おそらくこの辺りで御香水が遠敷川に流されているはず…笑)
前野さんの言葉で感動したのが、「火の色が全部違う」ということ。
境内の大護摩、松明、鵜の瀬の大護摩…全て違うとおっしゃっていました。
さすがアーティスト!
それぞれの神事で意味合いが違うし、やはり思い入れが違うからか、炎にも表れるんでしょうか…

なぜか私達の松明は勢いが凄く、燃えるのが速くて、ちょっとしたハプニングも…
ただ、ここで書いてしまうとなんか荘厳さが半減してしまうようなきがするので(笑)、またいつかお話したいと思います♪
とにかく荘厳で、いろんな意味で心に強く残る伝統神事でした。
一度訪れるとその凄さに魅了されます。観光バスで県外から常連さんも訪れるくらい!
若狭に春を呼ぶ「お水送り」、皆さんもぜひ来年、訪れてみては?

この様子が観られる「わがまま!気まま!旅気分」の放送日はまだ未定です。
収録途中なので、また随時更新しますね☆

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