12月2日(水)放送
冬に多い乾燥肌の対処法
 

   
冬は湿度が低いため水分がなくなり皮膚が乾燥しやすくなります。また人は年をとるにつれて皮膚の脂分が少なくなり更に乾燥しやすくなります。
乾燥すると多くの場合痒みを伴います。しかし痒いからといって掻き続けているとどんどん悪化します。そこでいかに水分・脂分を保ち乾燥を防ぐかが重要になります。
 
   天ぷらを食べても脂分は補えない
天ぷらは確かにおいしい食べ物ですが、油物はいくら食べても血液中の油の量が増えるだけで直接皮膚の脂分にはなりません。これは水分も同じで、水を大量に飲んだところで血液中の水分が増えるだけで皮膚の水分は増えません。脂分や水分は食べ物で補うのではなく外側から保湿剤で補ってください。
   お風呂では手をタオルがわりにして洗う
石けんに含まれる界面活性剤は皮膚の脂分を乳化して油と一緒に汚れを落とします。ですから石けんを使うと皮膚の油分が減少します。更にゴシゴシと力を入れて洗うと皮膚の角質(あか)が削れて皮膚のバリア機能が低下しますので皮膚にはダブルパンチになります。
日本人はお風呂好きの方が多く、こすることも大変気持ちがいいものですが、乾燥肌の方は、そっと洗った方がよいです。具体的には手タオルという方法があります。手タオルとは手で石鹸を泡立てて、手で泡を置く程度にとどめ、そしてそっと洗い流すことです。洗い足りないと感じるかもしれませんが、これで十分皮膚は清潔に保てます。
   保湿剤はお風呂上りに塗るのが一番よい
入浴後は皮膚から急速に水分が蒸発します。特に冬に風呂上がりに暖房の効いた部屋に入るとなおさらそうなります。入浴後10分以内、まだ皮膚がしっとりしている間に保湿剤を塗ってください。そうすることで保湿剤が水分を閉じ込めてより効果的です。
保湿剤の塗り方ですが、チューブ式の場合、指の第一関節までの量だと手の平2枚分の範囲を塗ることができます。塗り方は、均等に分配して、すり込まずにそっと塗り広げてください。
 
 
  【今日のドクター】

福井県皮膚科医会
谷岡未樹先生

 


[バックナンバー]