荻野目慶子・永平寺町で染みいる“和”のこころ旅

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荻野目慶子・永平寺町で染みいる“和”のこころ旅

今回は、女優の荻野目慶子さんを永平寺町へご案内しました。
まずは、荻野目さんの大好物という“ごまどうふ”の製造現場を見学しにいくことに。訪れたのは、永平寺御用達のごまどうふ製造処「團助」。
原料は、風味とコクを高めるためにペースト状にした“ごま”と、３種類の葛、ミネラルを多く含んだ地下水。これを調合するのは、職人の手仕事で、その製法を長年こだわりつづけています。
また荻野目さんには、こちらの直営店でしか味わえない、作りたての「生ごまどうふ」を味わっていただきました。ごまどうふ通の荻野目さんもこの味を「究極の生ごまどうふ」と大絶賛されました。

続いては、京善という地区だけに伝わる、ごまの伝承料理「から大根」をご案内しました。
お伺いしたのは、地元のお母様のお宅。まずは、料理の作り方をみせていただきました。
主な材料は、大根・黒ごま・調味料・唐辛子。調味料で下味をつけた大根に、油が出るまですった“ごま”をあわせて煮込みます。しかも、大根の量の1割ほど“ごま”を投入する手間がかかった仕込みに、荻野目さんもびっくり！料理は、真っ黒になった大根という見た目の衝撃はありますが、味はごまの風味とピリッとした唐辛子のアクセント、そしてダシの味が合わさった、これまた見た目からは想像つかない美味！荻野目さんもおかわりを何度もされました。

旅の最後は、荻野目さんに手作りのお土産を差し上げようと、地元で１８年間活動する陶芸作家・柳原智子さんの陶房「多福」へご案内。
一児の母でもある柳原さんの作風は、主婦目線の普段使いしやすい、やさしく温かみのあるデザイン。柳原さんの全面バックアップのもと、荻野目さんはステキな器を完成させることができました。