今回は、私がコツコツ集めてきたコレクションを紹介します。ジャジャーン！

 

 

これ全部、映画のプレスシートなんです！プレスシートとは、映画のパンフレットとは別で、映画関係者用に作られた情報冊子のこと。シネマニアを担当した2009年10月からずっと集めていて、これらを何度も読んで、映画の撮影秘話とか、役者さんや監督の思いを皆さんにお伝えしてきました。しばらく倉庫にしまっていたのですが、並べてみると…1部屋埋まりました(笑)しかもまだ一部残っていて…よくもまぁこんなに集めたなと自分でもびっくり！

 

 

ラッキーなことにいくつか監督にサインを頂けたこともあり、これは『サバイバルファミリー』の矢口史靖監督に頂いたもの。何度かお会いする機会があり、作品同様とてもユニークな監督で、毎回笑わせて頂いています。

この作品は突如電気がなくなった東京を舞台に、平凡な一家がこれまで見せた事のない一面を見せながら、東京脱出を試みるというサバイバルゲームで、この奇想天外なアイデアについて監督に色々お話を伺ったのを覚えています。とてもフランクに答えて下さり、楽しいインタビューでした！

 

 

そしてこちらは私の宝物！自分がオタクだと確信した(笑)新海誠監督から頂いたものです。社会現象にもなり今や日本アニメを引っ張る存在となられましたが、当時はまだ一般的には知られておらず、監督のことを知るために監督の作品を全て観てインタビューに臨みました。そうしたら…監督が描く緻密で美しい風景に心を奪われ、次から次へと押し寄せる感情に完全にハマりました(笑)

お会いしてみると、とても物静かで柔らかい空気を持った方。でも一旦話し出すと熱いものを持っていて、それを丁寧に伝えて下さる方でした。

最初お会いした時は失礼ながらとても素朴…というか、インタビュー席に座るまで気付かないくらい現場に馴染んでいらっしゃいました(笑)　それが『君の名は。』から6年経って去年『すずめの戸締まり』で再会した時は、大勢のスタッフに囲まれ、すっかり一流監督らしくなられていましたが、丁寧な対応は変わらず、安心しました。

 

コロナ禍で映画館の客足もずいぶん減ったと聞きます。私にとっては映画館ほど心を落ち着かせられる場所はなく、コロナ禍で閉塞感や不安の中過ごしている時は映画館や自宅で映画の世界に没頭し、何度も心を整えてもらいました。

久しぶりにこれらのプレスシートを手に取りましたが、この作品はこの俳優さんにインタビューさせてもらったとか、この作品はこんな所が素晴らしかったとか、楽しい記憶が蘇ってきて、これだけでまた心が潤いました。

映画好きな方はこの写真の中に思い出の作品があるかもしれませんね。探してみて下さい！

これからもたくさんの映画を観て、心を温めたいと思います。