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春高バレー県大会の実況を終えて

2022年11月07日

秋の深まりを感じますね。みなさんは何の秋を楽しんでいますか?

私は家では「模活の秋」、仕事では「スポーツの秋」

10月は、春高バレーの県代表決定戦、女子の実況をさせていただきました。

 

 

福井工大附属福井高校と、福井商業高校の一戦。

結果は工大福井がストレート勝ちで勝利しましたが、

共に磨き上げてきた「自分たちのバレー」がしのぎを削る

スコア以上に見どころのあった試合でした。

実は11月10日の25:00から、女子の試合の再放送があります。

結果は既にご存じかとは思いますが、

放送中にお伝えしきれなかったエピソードや、

改めて注目して頂きたいポイントなんかを、

この場を借りて紹介したいと思います。

 

 

【ポイント①】 福井商業の徹底した「対工大福井シフト」

 

福井商業の守りは、「ブロックは1枚、残りの選手が後ろの守りを固める」ことに加え、

セッター対角の選手が攻撃に参加せず守りに専念という、極端にも見える作戦でした。

(実際私もこの形に初めて触れ、かなり驚きました!)

 

 

これには、

① 今年の工大福井は、例年ほど身長の高い選手がいない

② 鋭角に打ち込まれる機会は少ない

③ あしの長い(エンドライン付近へ向かう)スパイクが多くなる

④ そこを徹底的に拾って、相手の「攻めのリズム」を崩す

という狙いがあったそうです。

6月の県総体で手応えをつかみ、磨き上げてきたんだそうです。

 

 

実際、福井商業の守備の粘りは、素晴らしいものがありました。

ただ、「あと一つ粘りたい」場面で、工大福井の攻撃陣がそれを上回った…

是非再放送は、「この1プレーをつないでいれば流れは変わったかも!?」という点にも

注目してご覧頂ければと思います。

 

 

【ポイント②】 工大福井の3年生の「チーム作り」

今年の工大福井の主力は2年生。コートに立った3年生は1人のみでした。

結局キャプテンはコートに立つことはありませんでしたが、2年生主体ということで、

「先輩後輩の垣根を取り払う」

ことを意識してチーム作りをしてきたんだそうです。

後輩たちが思い切りプレーできるように、声かけ、サポートを意識する。

そして、後輩たちが意見を言いやすい関係性を作っていく。

春高バレーは「3年生の大会」と言われる中で、

自分たちもコートに立ちたいという思いはもちろんあったそうですが、

すべては「強いチーム作り」のため。

試合でも、時折カメラが写した、

「1点1点に全力でエールを送る3年生の表情」

は、とても印象的でした。

 

是非、ベンチからともに戦う3年生の姿に、ご注目ください。

 

 

他にも、

▶コロナの影響を受け続けた3年生たちの想い

▶すこしずつ戻ってきた観客・応援

▶工大福井8連続得点時の深堀り(これがあったからスコアは開いてしまった!)

などなど、深くお伝えしたかったことはまだまだありましたが、私の力不足…

お伝えしきれていません。精進します…

 

 

ですが主役の選手たちが、最後まで自分たちのバレーを貫き、

解説の荻野さんもおっしゃっていた通り

「スコア以上の熱戦」

となったこの試合、ぜひ、選手一人ひとりの頑張りや表情に着目しながら、

再放送をご覧頂ければと思います。

改めて放送時間ですが、11月10日25:00~です。

最後に…決勝だけでなく、大会に出場した選手にみなさん、本当にお疲れ様でした!

 

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