番組紹介

おかえりなさ〜い

おかえりホームドクター

夏のケガ対処法

今日のドクター

福井大学医学部救急医学講座助教
森田浩史 先生

病気説明

夏になると海水浴やキャンプなどアウトドアが増え、また、夏休みもある事から活動範囲も広がり、普段とは違った環境にいる機会が増えることにより、ケガや事故も多くなります。夏に多いケガとしては虫さされや、擦り傷、切り傷、捻挫や打撲といった物が増え、意外と多いのが日焼けによるもので、日焼けが痛く夜も寝られないといった事もあるので日焼け対策にも十分注意すると良いでしょう。

意外と知らない?対処法
ハチ刺されによるアナフィラキシーショックに注意
ハチに刺された場合、刺された部位が赤く腫れる事により、刺された部位にだけ注意しがちですが、アナフィラキシーショックという即時型の強いアレルギー反応が出ることもありますので注意が必要です。アナフィラキシーショックは喘息や吐き下し、立ちくらみや呼吸困難などを伴い、およそ1時間以内に症状が現れます。症状が出るまでの時間が早ければ早いほど命に関わる危険性が高くなりますので、症状が現れたら救急車を呼び適切な治療を受けるようにして下さい。
傷の応急処置は水で洗うだけでも良い
切り傷や擦り傷などの応急処置は水道水で洗い流すだけでも十分とされています。傷の程度や深さにもよりますが流水でバイ菌や汚れを洗い流す事が重要とされていますので、消毒液にはこだわらず水で十分だという認識を持つと良いでしょう。ただし出血が止まらない場合や傷口が深い場合、また犬や猫に噛まれた場合は感染症の可能性も増えますので病院を受診するようにして下さい。
まとめ
これからの季節増えて行くケガや事故ですが、その他、熱中症や食中毒などにも十分注意して楽しい夏休みを過ごして下さい。
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