番組情報




次回放送 7月12日(土) 午後4時30分~
#13「海ごみをアップサイクルして宝物にせよ!」
次回のFukuiクエストは、
海ごみを活用したオリジナルグッズづくりに挑戦!
美しい海を汚すごみがどんな姿に生まれ変わるのか?
情報提供
番組では、福井県の課題解決に向けて頑張っている方々の情報を募集しています。
前回の放送
#12 勝山市に誕生したこども食堂を調査せよ!
2025年07月05日(土)放送
勝山市の商業施設「サンプラザ」では、毎週土曜日に大勢の子どもたちが訪れ、賑わいを見せています。
子どもたちのお目当ては、サンプラザで開かれている「こども食堂」。地域のボランティアスタッフらが作った料理が提供されています。おいしい料理に子どもも大人も舌鼓。和気あいあいとした雰囲気の中で食事を楽しんでいます。
「こども食堂」を開いたのは、2024年12月に勝山市の地域おこし協力隊に着任した西谷咲希さんです。
看護師をしていた西谷さんは、能登半島地震の災害支援ボランティアに参加。その際、高齢者の二次避難先として、勝山市が受け入れをしていたことをきっかけに、西山さんも高齢者と一緒に勝山市を訪れ、生活をはじめました。
「最初は不安もあった」と話す西谷さんですが、地域の人たちが積極的に西谷さんたちを支援してくれたことで勝山市の温かさを感じ、徐々に勝山市の事が好きになったそうです。そして、「好きになった勝山市でお世話になった人たちへの恩返しがしたい」と、西谷さんは、地域おこし協力隊に応募し地域の活性化に取り組み始めました。
看護師時代から「孤独や孤立」を減らすために何ができるかを考えていたという西谷さんは、協力隊として地域の人たちが自然と足を運びたくなるような「居場所づくり」に挑戦しています。その活動のひとつが、「こども食堂」なのです。
「地域の人たちの居場所にしたい」という思いから、こども食堂という名前ですが、子どもだけでなく大人にも料理を提供し、様々な人たちの憩いの場となっています。
今回のクエストは、「勝山市にはじめて誕生したこども食堂を調査せよ!」。
田辺研究員は、こども食堂で提供する料理の調理や買い出しなどを手伝いながら調査を開始。
西谷さんが、こども食堂で感じていた課題を解消すべく、あるものを準備することにしました。
そのあるものとは「子どもたちが遊ぶためのおもちゃ」。
実は、こちらのこども食堂では、食事が終わったあとに子どもたちが自由に遊べるスペースも提供しています。しかし、子どもたちが手に取って遊ぶおもちゃがまだまだ不足していたのです。
そこで、田辺研究員が向かったのは、鯖江市の社会福祉法人「福授園」にある、HIDAMARI工房です。
ここでは、施設を利用する障がいを持った人たちが、県産木材を使ったオリジナル製品を作っていて、利用者たちの「居場所」になっています。田辺研究員は、この「居場所」という共通点に惹かれます。
工房を管理する桐山さんにお願いし、傷がついて商品として出せないものなど約10点のおもちゃを提供してもらいました。
HIDAMARI工房の木のおもちゃが加わった「こども食堂」がオープン。
田辺研究員もお手伝いした料理に、子どもたちからは「おいしい」の声が。食後は、木のおもちゃも大人気で、こども食堂のにぎわい作りに貢献することができました。
最後に西谷さんからもらったパワーボールには「“輪っか”が広がっていきますように」の言葉が。このこども食堂を起点に、子どもたちや地域の人たちの居場所がどんどん広がっていくことを期待しています。
過去の放送
- 2025年07月05日放送
- #12 勝山市に誕生したこども食堂を調査せよ!
- 2025年06月28日放送
- #11 国産「桐油」の復活を手助けせよ!
- 2025年06月21日放送
- #10 福井の星をあつめろ!
- 2025年06月14日放送
- #9 外来種問題を知り、広めろ!
- 2025年06月07日放送
- #8 あるもの、厄介もので宝ものをつくれ!
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