福井テレビ

前回にひき続き、元・阪神タイガースの川藤幸三さんが旅しました。

「昨日の二日酔いが抜けない」という川藤さん、二日酔いに良いといわれるものが高浜町で作られていると知り、さっそく現地へ急行！
到着したのは、駅舎がロッジ造りで珍しい「青郷駅」。興味魅かれた川藤さん、駅舎をのぞくと、さらに気になる案内板を発見！そこには、駅であるにも関わらず「定休日 水曜」という文字が。駅長さんにそれを尋ねると、かつて線路補修のため、毎週水曜日の午前を休業にしていた頃からの名残なんだとか。ホームには、蒸気機関車が走っていた時代の待合室も残るなど、川藤さんはノスタルジックな空間の中、遠い記憶に思いを馳せられていました。そして、駅長さんに「高浜町で作られている二日酔いに良いもの」を尋ねると、「青葉山麓研究所」という答えが…。

訪ねると、そこは「青葉山」の環境保全や資源活用した産業振興、民俗文化の伝承、そして子供たちの教育活動を行うための研究所だとのこと。さらに、世界中で「青葉山」にしか自生していないともいわれ、絶滅の危機に瀕している高山植物“オオキンレイカ”を広めるプロジェクトも行っていました。
研究所長に「高浜町で作られている二日酔いに良いもの」を伺うと、高浜町の町木に指定され、漢方薬としても知られる“杜仲”を栽培する生産農家の方を紹介してくださいました。

 
杜仲の栽培が高浜町で始まったのは、約２５年前。「健康志向」と高齢化が進む町の新たな産業創出が、栽培のきっかけでした。現在、生産者の数は２０名あまり。定番のお茶をはじめ、クッキーやケーキも杜仲の葉から製造しています。生産者の方に「杜仲茶が二日酔いに良いか？」を尋ねると、「経験則で二日酔いに効く」とのこと。自慢の杜仲茶もいただき、気分もスッキリされた川藤さん。「杜仲」栽培の未来永劫を願い、生産者の方へ熱いエールを贈られました。

【高浜町杜仲茶生産組合】
TEL：0770-72-2923