2025年6月 福井テレビ番組審議会|会社情報|福井テレビ

会社情報

2025年6月 福井テレビ番組審議会

<議題>
「冤罪と元非行少年 ~殺人事件 38年間の戦い~」

放送/令和7年5月25日(日)午後2時00分~2時55分

 

<番組に対する意見>

・とても丁寧に取材されていた
・検察の立証の危うさを突いていた
・この事件については年齢によってよく知ってる層と、あまり知らない層がいる。よく知ってる人は、この人が犯人とすり込まれている。この番組を観た時に、今まで騙されていたと思ったかというと、そこまでには至らなかったのではないか微妙
・証言でテレビ番組の放映日の違いの話が出てきたが、どこまで重要なものなのかよくわからなかった
・テレビ番組の放映日の違いについて重要な点であれば、多少尺をとっても説明してもらうとすごく納得性が出てきたかなと思う
・結婚の祝儀の話だが、証拠が確実に残るもので、5000円という額で怪しい言われてもわからない刑事の率直な思いだったのかもしれない
・警察の記者会見について、はっきりしない記者会見だったと表現していてが私の目には、丁寧になんとかして答えようとしてるような様子に見え、思い込みをなくしてくれるところまでには至らなかった
・元捜査員や証言者を取材に応じさせるというのは、すごいと思った
・恣意的な捜査で事件を誘導していったのではないかということを検証する番組なので、誘導的な質問であったり、映像も音声のない証言を使ったりするのは、いかがなものかと思った
・かなり前川さんの信頼を取材者が得ている感じが伝わってきた
・前川さんが手で部屋の隅をティシュ様のもので掃除をしている場面があったが、このシーンをなぜ使ったのか、意味がわからかった。
・掃除の場面は、緊張していたら埃があると思っても掃除はしないと思うので心を許して素を見せていることを印象付ける逆に意味のあったシーンなのではないか
・生計はどうされてるいるのかわからず、大変なのに頑張ってるというところまで及ばなかった
・薬物中毒をどのようにして脱することができたのか、それを放映しなかったのは、何か判断があったのか
・女子中学生が誰にあのような目に合わされて人生が終わってしまったのかという疑問に絶対に行きつく
・被害者サイドの話は、避けて通れない、取材が難しいのであれば、その状況だけでも伝えても良かった
・被害者の写真と名前を何度も出す必要はなかったのではないか
・被害者サイドの取り扱いは課題だと思う
・残忍さのあるシーンはテロップで注意を促す配慮が必要だったのではないか
・メディアがこの事件にどう向き合ってきたか振り返ることも必要
・時間がかかる再審の現状をとらえ法改正に焦点をあてた番組でも良かったのではないか
・佐野元春の曲が最初と最後に、伏線回収をするみたいに出てきて、番組としてよくできていた
・再現映像で福井警察と読めるように書かれていて、福井警察と本当に書かれていたのか気になったので読めない工夫が必要だった
・前川さんとお父さんのやりとりでどこを選択するか工夫が欲しかった
・ナレーションの言葉選びに違和感があった
・誰か犯人を捕まえないと周囲が収まらない、人権意識が希薄なところがあるということは非常に危険だと思った
・刑事事件を担当される方には是非ともこうした番組を見てもらいたい
・人権に対する考え方を正し、捜査員のあるべき正しい姿を初心に戻って猛省してほしいと思った
・前川さんにとっても30数年間を乗り越えて、再スタートとして良いきっかけになるような番組構成だったと思った
・福井地裁の判決が、なぜ高裁で逆転したのか、論点を整理し対立点を出されていなかったので流れが読めなかった
・2回目の再審請求の間の20年間の経緯がわからない
・無難に番組を作るのであれば、再審がなぜこんなに長くかかるのかというところであっても良かった
・あえて真相に挑んでいったというところでは非常に果敢だった