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「越前水仙」全国へ発送 出荷量は過去最低で危機的状況 「大寒」の福井県内は3月下旬の暖かさ【福井】

2025.01.20 18:45

1月20日は二十四節気の一つ大寒で、1年で最も寒い時期とされますが、福井県内は各地で気温が上がり、3月中旬から下旬並みの暖かさとなりました。青空の下、越前町ではようやくスイセンが咲き始めていました。
       
暦の上では大寒ですが、20日の福井県内の最高気温は、敦賀13.1度、福井12.9度、小浜12.8度と各地で平年の気温を上回り、大野を除いて3月中旬から下旬並みの暖かさとなりました。
  
越前町の越前岬水仙ランドでは、日差しを浴びたスイセンがようやく咲き始めていました。水仙ランドによりますと、今シーズンは猛暑や獣害の影響で生育が1カ月遅れ、見ごろは1月下旬から2月となる見込みです。
 
JAによりますと、出荷量は年々大幅に減少し、2022年度の約80万本から、2023年度は55万本、2024年度は22万本と激減し過去最低となっていて、危機的状況にあります。
  
20日は、例年より遅れた越前水仙の開花を全国に知らせようと発送式が行われました。式では、青柳良彦町長や生産農家らがつぼみの状態のものを30本ずつ箱に詰めていきました。
 
越前町すいせん部会の滝本正美会長は「農家が丹精込めて収穫し、育てたスイセンを鑑賞してもらい、越前水仙に関心を持ってほしい」と話します。
  
箱詰めされた越前水仙は、主に中京や関西、関東方面の友好都市や旅行会社など137カ所に届けられます。        

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