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「天皇の料理番」秋山徳蔵氏のレシピを再現 新幹線で訪れる観光客に提供
大正から昭和にかけて「天皇の料理番」として活躍した、現在の越前市出身の料理人秋山徳蔵氏、日本の西洋料理の基本を確立した存在としても知られています。この秋山氏のレシピをもとに、福井の高級魚などを使った料理の講習会が、5日、永平寺町内で開かれました。3月16日の北陸新幹線県内開業に向けて、観光客らに提供していくのが狙いです。
この講習会は、県内の洋食の料理人らでつくる全日本司厨士協会の県本部などが企画しました。5日は、県内の料理人や天谷調理製菓専門学校の生徒ら約50人を前に、協会に所属するシェフが腕を振るいました。
作るのは4品のフランス料理。天皇の料理番、秋山徳蔵氏が書いた国内の「西洋料理のバイブル」とされる「新フランス料理全書」のレシピを基に、県産の高級魚である「若狭まはた」や「敦賀真鯛」を使いました。
このうち、焼き魚料理「若狭まはたの白山ヴァン・ブランソース」は、大野市の白山ワインをソースに使い、見た目や食感を楽しむことができます。
このメニューは、北陸新幹線県内開業に合わせて県内の秋山徳蔵氏の復刻メニューを提供している飲食店で食べることができます。
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