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アリーナ建設の理解促進へ 福井市のプロジェクトチーム始動 “情報不足”の声上がる市民への説明が急務
福井市中心部で整備の計画が進む「福井アリーナ」について市は1日、市民の理解促進などを目的としたプロジェクトチームを新たに立ち上げました。11月から市内各地で説明会を行います。
プロジェクトチームは荒木一男副市長をトップに、5つの部署の30代~50代の9人で構成。1日は、西行茂市長から辞令が手渡されました。
西行市長は「司令塔となる組織を作りスピードアップしていく。市民への説明会もあるので、関係部署との連携も密にして、司令塔の役割を果たしていただきたい」と伝えました。
プロジェクトチームでは、メンバーは通常業務と兼務する形で▼市民説明会の調整▼建設に向けた調査や公園と周辺の再整備に関する調整▼市民や企業からの寄付金の募集▼新たな活用策などを担当します。
リーダーの荒木副市長は「まず市民のみなさんに、しっかりアリーナ整備について説明責任を果たしていくことが一丁目一番地(最優先事項)。どんなものができるか知らない市民がたくさんいるので、分かってもらい市民全体の合意形成を図っていきたい」と意気込みを語りました。
最大で30億円とされる福井市の費用負担をどこまで軽減できるか、市民の理解を十分に進めることができるかがポイントとなります
プロジェクトチームは2026年3月末までを予定していますが、来年度について西行市長は、9月市議会で「拡充も検討していく」方針を明らかにしています。
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