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自己破産の千鳥苑 事業譲渡に向け「へしこ」製造再開、「地ビール」販売継続 福井地裁が9月30日までの事業継続を許可
福井地裁から破産手続きの開始決定を受けた美浜町のドライブイン経営・千鳥苑について、へしこと地ビールの事業を当面の間、継続することになりました。
破産管財人によりますと、破産手続き開始決定を受けドライブインは閉店したものの、事業譲渡を目指すへしこと地ビールの製造販売については、福井地裁から9月30日までの事業継続許可が得られたということです。
これまでにすべての従業員を解雇していましたが、破産管財人のもと、必要最小限の元従業員を再雇用し、事業を継続します。

へしこについては、すでに譲渡先の候補者と協議を進めていて、商品の製造や販売を再開することにしています。

地ビールについては、タンク内にある醸造済みのビールを譲渡することは違法となるため、破産管財人のもとで販売を継続。道の駅三方五湖やレインボーライン山頂公園レストラン、道の駅若狭おばまの3店舗のほか、通信販売にも注力したいとしています。その上で、譲渡先の候補者との協議を進めることにしています。
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