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半世紀の歴史にピリオド 4月1日から「100満ボルト」が「エディオン」に名称変更 サービスは従来通り【福井】
多くの県民に親しまれてきた家電量販店「100満ボルト」、4月から店名はなくなりすべて「エディオン」に統一されます。「100満ボルト」を運営するサンキューが、4月1日から親会社の家電量販店大手「エディオン」と合併することになったためです。福井市内の30坪の店舗から始まり、一時は全国展開するまでに成長したサンキューの歩みを振り返ります。
18日、100満ボルトを運営するサンキューの坂下和司・営業支援部長と、エディオンの藤原巧・IR広報部長らが会見を開きました。
サンキュー・坂下営業支援部長:
「この4月から完全にストアブランド統一し、100満ボルトはエディオンという運びになります」
100満ボルトを展開するサンキューは、49年前の1976年(昭和51年)、福井市呉服町で家電販売店「3Q高島屋」として30坪の広さで創業しました。以降「3Qエレキ館」の店舗名で郊外大型店などを展開し急成長を遂げていきました。
30年前の1995年、県内で初めて福井市江守中に「100満ボルト」が誕生しました。1999年には福井市新保に100満ボルト福井本店がオープン。徹夜組含めて約3000人の長蛇の列ができ、開店と同時に客がなだれ込みました。ピークの2002年には、北海道や東京など13都道府県にフランチャイズ含めて48店舗を展開するまでに成長しました。
そして、2007年に競争力強化を目的としてエディオンと資本提携し、2011年にはサンキューの株を100パーセント譲渡して完全子会社になりました。その後も店舗名は
100満ボルトのまま営業を続けてきましたが、4月1日からグループの一体化を図り、 効率的な運営を目指して会社はエディオンと合併、店舗名を「エディオン」に変更することになりました。
サンキュー・坂下営業支援部長:
「どこか中央の会社が来て全部を飲み込むということではなく、各地に根付いた会社の集合体で作っているエディオングループ。そこにサンキューグループも入って、今まで通り地域の人に一番身近でお客様のためにできることをやっていく。それがサンキューの強み、エディオングループの強み」
看板は、4月以降、改装などにあわせて順次変えていく予定で、修理保証やポイントなどはこれまで通り利用できるということです。
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