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台風よりも広範囲で暴風被害が…「爆弾低気圧」による“春の嵐” 行楽シーズン、天気予報に注意を
昔から「春に3日の晴れなし」と言われるように、春は低気圧と高気圧が交互に通過するため、晴れの天気が長続きしません。低気圧が発達すれば、雨、風ともに強まり、荒れた天気になることもあり注意が必要です。村田光広気象予報士の解説です。

特に注意が必要なのは急速に発達する「爆弾低気圧」です。基準は、中心気圧が24時間で24hPa以上低下する低気圧とされています。
爆弾低気圧は、気象庁の正式名称ではありませんが危険な低気圧をイメージしやすいので、あえて使用することがあります。

この時期に低気圧が急速に発達する理由は、春になると南からは「暖かい空気」が流れ込む一方、まだ北には冬の「冷たい空気」があるため温度差が非常に大きくなり、低気圧がより発達するのです。台風以上に「広い範囲で暴風」をもたらすという危険性があります。
去年10月8日、台風22号が伊豆諸島を通過した日の天気図と、2012年4月3日、爆弾低気圧が日本海を東に進んだ時の天気図を見ると、等圧線の間隔が狭く、風が強いことを表わしています。
等圧線の間隔が狭い領域に注目すると、台風は台風の周辺のみですが、爆弾低気圧は日本付近の広範囲に広がっています。
つまり、台風の暴風は台風の中心付近ですが、爆弾低気圧は中心付近に限らず広範囲で暴風になるということです。

2012年4月3日には、低気圧の中心に吹き込む南風が強まり、県内も暴風となりました。最大瞬間風速は坂井市三国で 35.3m/s、敦賀市で37.5 m/sを観測。家屋の損壊など、大変な被害が発生しました。

天気予報で「爆弾低気圧」や「急速に発達する低気圧」と耳にしたら、荒れた天気になることを念頭に行動するようにしましょう。
暴風だけでなく大雨になることもあり、落雷や突風、海では高波になることもあります。これから5月にかけて、発達する低気圧に注意してください。

直近では27日以降、高気圧が張り出し晴れる日が続きそうです。30日から31日には低気圧が通過する影響で雨が降り風が強まりそうですが、大荒れの天気とはならない見込みです。
これからの行楽シーズン、出かける機会が多くなりますので気象情報をこまめに確認するようにしましょう。
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