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姉妹二人三脚で愛される店に 妹がブドウ栽培、姉がスイーツづくり 素材にこだわった“やさしい味”が人気【福井】
鯖江市内に、姉妹が力を合わせて営むスイーツ店があります。妹が栽培したブドウをスイーツに加工するのが姉。姉妹の人気店を取材しました。
2024年10月にリニューアルオープンした鯖江市のスイーツ店「うちのぶどう」は、自家栽培で作ったコメを使った米粉のシフォンケーキやおにぎりなど、素材にこだわったやさしい味わいが人気のお店です。
お客からは「ふんわりしていておいしい。お菓子だけでなく地元のものを使ってこだわっている」と評判です。
途切れることなく訪れる客に対応するのは、オーナーで姉の宮本采知さん(29)と、ブドウ農家の妹の知弥さん(27)です。母親が営んでいたスイーツ店の手伝いに誘われたことがきっかけで、運営に携わるようになりました。
姉の采知さんは「妹が一生懸命育てたブドウを、おいしくかわいくお菓子にしてお届けできたらと思っている」と話します。
店の人気商品「レーズンクッキーサンド」は、米粉のクッキーで自家製クリームとシャインマスカットのレーズンをサンドしました。使っているシャインマスカットは妹の知弥さんが栽培したものです。
妹の知弥さんは7年前、祖父が営んでいたブドウ農園を引き継ぎました。「お客さんにここのブドウはおいしいし安心安全だなって思ってもらえるように栽培している」
このブドウを加工してお菓子作りをするのが姉の采知さんです。無添加で体にやさしい商品を心がけています。「母が大事にしていた、体にやさしい素材で作ったおやつを小さいころから当たり前に食べていたので、米粉を使ったり平飼いの卵を使ったりとこだわっている」
二人三脚で丁寧に育むスイーツで、これからも愛される店をつくっていきます。
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