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実は福井市が全国一位…電気購入量 冬の省エネ・節約に役立つアイテムに熱視線
暖房グッズが欠かせないシーズンになりました。総務省の2022年から2024年の家計調査によりますと、1世帯あたりの電気購入量は全国1位が福井市、2位に富山市、3位に金沢市が入り、北陸が上位を占めています。その理由には、家が広いことが挙げられます。そこで、寒い冬を乗り切る省エネや節約アイテムを取材しました。
兵藤遥陽アナウンサー:
「こちらの店舗では電気代を安く抑えられる湯たんぽやヒーターなど、省エネに特化した商品が多く並んでいます」
福井市のホームセンター「ワイホーム新保店」では、初雪を観測した先週からヒーターやこたつなど暖房商品の売れ行きが伸びてきました。
いまや「省エネ」は不可欠。ましてや電気購入量が多い福井市では、電気代を抑え賢く冬を乗り切るためのアイテムが並んでいます。
ワイホーム新保店のスタッフが紹介してくれたのは、こたつの電源を切った状態でファンヒーターの風をこたつの中に送るパイプ。「かなり節電効果が高い。昔、輪島の店舗にいた時からかなりの人気商品で福井でも認知度が高まって売れている商品」だといいます。
もともとは雪国である東北地方の定番商品で、店によると1割ほど電気代を抑えられ、県内でも5年ほど前から認知度が上がってきています。
一方、手軽に省エネができると毎年人気なのが断熱シートや断熱パネル。窓にシールを貼ったり、パネルを設置したりして冷気やすきま風を抑えます。
店によると例年の売り上げのピークはこの時期ですが「最低気温が10度を下回ると売り上げが上がってくる商材。先週ぐらいから売れ行きも上がってきている」といい、今年はまだ、品ぞろえ豊富です。
さらに省エネを意識する人には、コンセントを差すだけで電気代が一目でわかる商品も。家電の使い方を見直す人もいるようです。
一方、直接身に着けて体を温めるグッズも、省エネや節約につながるアイテムの売れ行きが好調です。
福井市のスーパーセンター「PLANT3清水店」で人気が急上昇しているのが「ヒートベスト」です。
西田茜記者:
「中にはバッテリーが入っているので電源を入れると、20秒程で首元まで暖かくなりました」
電源を入れると、前ポケットや背中、首元に内蔵されているヒーターが作動するもので、売り上げは去年の同時期と比べて1.4倍です。
店によると、1日にかかる電気代は約1円で、エアコンやファンヒーターより圧倒的に安いことが人気の理由とみています。
また、足首のツボを温め発熱するという靴下や、寝袋のように体をすっぽり包み込む毛布など、電気を使わず体を温めるグッズが人気です。
PLANT経営戦略室の角谷慎一郎サブマネージャーは「物価高騰による節約意識の高まりで、節電にさらに意識が向いているのではないか」とします。
電気代を抑えつつ、冬を快適に過ごせる商品のニーズが高まっているようです。
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