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新たな小学校は「森田東小学校」 児童数増加で10年後には1500人の福井市森田地区 2校化スタートは2027年4月を目指す
宅地の造成などに伴い急激に人口が増加している福井市の森田地区にある森田小学校は、児童数が増え、1100人を超える県内最大のマンモス校となっています。それにより、人数に見合うスペースが確保できず、授業に支障をきたしていることから2校に分割することが決まっていて、2027年春の2校化スタートを目指しています。
校舎は現在の「森田小学校」はそのまま「森田小学校」とし、もう1校は「九頭竜中学校」に再編される現在の「森田中学校」の校舎を使用し、新たな小学校として開校します。
26日は福井市内で、新小学校開校準備委員会が開かれ、新たな校名を「森田東小学校」とする最終案がまとめられました。
26日に福井市内で開かれた「森田地区新小学校開校準備委員会」では、福井市教委の担当者が「森田東小学校が過半数を取っているため、その方向で進めていきたい」と話し、新たに開校する小学校の校名は「森田東小学校」を最終案にすることが確認されました。
福井市教委は、2024年9月から校名を森田地区の住民らに公募し、応募があった146件の中から上位3つにしぼり、1月まで住民らによる投票を行いました。
その結果、投票総数は810件で、多かった順に「森田東小学校」431件、「森田第二小学校」259件、「東森田小学校」120件となり、26日の委員会で、最も投票数が多かった「森田東小学校」に決まりました。
校名は、2026年度までに市議会の議決を経て正式に決定する見通しです。
2校化開始は2027年の4月を目指しています。九頭竜中学校は2026年4月に開校、校舎が空く現在の森田中学校を1年かけて小学校に適したかたちに改修し、森田東小学校として生まれ変わることになります。
今後は、校歌や制服、通学路などの検討を行っていきます。
10年後のピーク時には、森田地区の児童は1500人にのぼる見込みで、それぞれの学校が750人ほどになっても対応できるように大規模な改修を予定しています。
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