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梅雨前線の南側は要注意…前線が停滞しやすい7月「集中豪雨」に備えを 気象予報士が解説
今シーズンの梅雨の見通しと注意すべき天気図について、村田光広気象予報士の解説です。

北陸地方の平年の梅雨入りは6月11日頃、梅雨明けは7月23日頃です。今年は、梅雨入りはほぼ平年並みの6月中旬頃、梅雨明けは平年並みかやや早い7月中旬頃と予想します。
前線が停滞しやすい 7月は集中豪雨に注意が必要です。
ここでポイントになるのは、スーパーエルニーニョです。エルニーニョ現象とは、南米ペルー沖の海面水温が高くなる現象です。この夏は、エルニーニョ現象が発生する可能性が高いのですが、典型的なタイプではなく、海水温が非常に高く、しかも太平洋全体の広範囲で高くなるスーパーエルニーニョです。このため夏は猛暑です。
高気圧の縁を回って非常に湿った空気が流れ込むため 梅雨前線の活動が活発となり、大雨になるリスクが高くなっています。

実は、3年前も同じような状況でした。
2023年7月12日から13日にかけて梅雨前線の活動が活発となり、県内は大雨となりました。三国と越廼では1時間の降水量が60ミリを超える非常に激しい雨となり、観測史上1位の記録を更新。嶺北地方を中心に土砂災害や浸水害、道路の通行止めなど交通障害が発生しました。
梅雨の天気図を見ると、3年前も福井豪雨も、そして2006年7月豪雨も、過去に大きな豪雨災害が発生した際の梅雨前線の位置には特徴があります。北陸地方に前線が停滞し、福井は前線の南側になっています。前線の南側では、前線に沿うように大陸から入る湿った空気と太平洋高気圧の縁をまわる湿った空気が合流して雨雲が発達するため、大雨になりやすい状況となっています。
大量の水蒸気が供給されると、線状降水帯が発生することもあり、特に梅雨時期は、前線の南側は非常に危険です。
本格的な雨の季節が近づいているため、災害の意識を高めておきましょう。
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