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無視や舌打ち…被害生徒は1年間不登校に 福井大学附属義務教育学校が「いじめ重大事態」を公表 アンケートの手法など再発防止策を策定
2025.01.22 19:10
福井市の福井大学教育学部附属義務教育学校は、2024年春に卒業した生徒1人が在学中にいじめを受け、1年間不登校となっていた事実を公表しました。
学校側がホームページに公表した調査報告書によりますと、被害者の生徒やその保護者から申告があった「いじめの期間と件数」は、小学校に当たる前期課程の3年間と、中学校に当たる後期課程の2年間で発生した、合わせて7件です。
弁護士らでつくる調査委員会がいじめと認定したのは、このうち前期課程1件と後期課程2件の合わせて3件で▼修学旅行の農業体験の際、加害生徒が投げたたい肥が被害生徒の目に入ったこと▼無視や舌打ち▼嫌な気持ちになることを言われたことが挙げられました。
学校は集団でのいじめは否定しています。
牧田秀昭校長は福井テレビの取材に「この件を風化させるのではなく、全職員でいじめの再発防止、早期発見に努めていく」と話しました。
今回の事態を受けて学校では▼紙面で行っていた「いじめアンケート」を短時間で答えやすいようにタブレットに変更▼心の健康観察を年2回行い、結果を教員や児童生徒、保護者で共有、といったいじめの再発防止策を策定しました。
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