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町の9割が森林 池田の木材使った“移動式”アスレチックで町の魅力を発信 滞在時間を延ばし“稼ぐ観光”へ【福井】

2025.03.25 18:45

池田町にある観光交流施設で25日、子供向けの新たなアスレチック体験がお披露目されました。2023年に冠山峠道路が開通したことで、池田町を訪れる観光客は大幅に増えていて、観光客に新たな楽しみを提供し、町内への滞在時間を延ばしてもらう狙いがあります。
 

 

化石をモチーフにした8つのアクティビティ

 

恐竜化石をモチーフにしたアスレチック

 

新たなアスレチック体験施設「IKEDA DINOSAUR ADVENTURE」のテーマは「恐竜の世界を大冒険しよう」です。
   
設置されたのは、4月でオープンから1年を迎える観光交流施設「道のオアシス フォーシーズンテラス」です。

日本最大級の森林アドベンチャーパーク「ツリーピクニックアドベンチャーいけだ」のキッズコースをコンパクトにしたもので、フクイラプトルの化石をモチーフにした8つのアクティビティを備えています。
  
子供たちは「網が揺れる感じと落ちそうになるのが楽しかった」「緑の網が怖かった。楽しかったけれど怖かった」「怖いところはヒヤヒヤしたけれど簡単なところは簡単」などと話し、それぞれ楽しんでいたようでした。

 

設置場所を変え町の魅力をPR

 

組み立て式なので移動が可能

 

このアスレチック体験施設は「ツリーピクニックアドベンチャーいけだ」を運営する「まちUPいけだ」が、県観光連盟の補助金を活用して約900万円で開発。木材はすべて池田町産が使われています。
 
半日で組み立てられる移動式なので、県内外で設置場所を変えながら池田町の魅力を発信します。
 

 

滞在時間を延ばし“稼ぐ観光”へ

 

利用は子供のみ

 

岐阜と池田町を結ぶ「冠山峠道路」の開通と「道のオアシス」のオープンで池田町を訪れる観光客が2倍に増加しましたが、滞在時間の短さが課題でした。
  
株式会社まちUPいけだ・山田高裕ゼネラルマネージャー:
「冠山トンネルができて多くの客に来てもらえているが、池田町の滞在時間が伸びていかない課題があった。道のオアシスに体験アトラクションを置くことで滞在時間を伸ばし、スタッフとコミュニケーションをとる中で池田町の魅力を知ってもらい周遊してほしい」
  
池田町に関心が高まるいま、町の9割を占める森林資源を活用したアトラクションで観光客の滞在時間を伸ばし、“稼ぐ観光”を目指します。
  
山田高裕ゼネラルマネージャーは「ツリーピクニックアドベンチャーいけだがオープンして10周年になる。そこで培った経験やノウハウがあるので、福井が持つ一番のブランド恐竜と体験アトラクションという子供たちがワクワクするコンテンツを結び付けることで、ここにしかない体験ができると思った。来た人に池田町、福井県が面白いと言ってもらえるように頑張りたい」と意気込んでいます。
   
「IKEDA DINOSAUR ADVENTURE」は4月6日まで池田町の道のオアシスに設置されます。
※利用は身長110センチ以上の5歳以上から。(子供のみ)
ハーネスとヘルメットの着用が必要で、利用料金は1000円。

 

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