ニュース
県内のニュース
知って備えよう…河川の危険情報 大きな河川は「氾濫警報」中小河川は「大雨警報」 “いざ”という時のために情報に合わせた行動計画を
先週の台風6号の影響で、新しい防災気象情報の運用が始まって初めて、和歌山県に「警戒レベル5・河川氾濫特別警報」が発表されました。改めて、河川氾濫の危険度を知らせる情報について村田光広気象予報士の解説です。

河川氾濫の情報が適用されるのは、流域面積が大きく、氾濫した場合、重大な被害になる1級河川などの大きな川です。県内では、竹田川、九頭竜川、足羽川、日野川下流・中流、笙の川、北川、南川です。
2004年7月18日の福井豪雨では、足羽川が氾濫しました。大きな河川は流れる水の量も多く、氾濫すると深刻な被害をもたらします。このため河川ごとに氾濫警報が発表されます。氾濫した場合は「レベル5・氾濫特別警報」が発表されます。

ただ、甚大な被害を想定するとき、大きな河川に注意を向けがちですが、中小の河にも大雨情報が適用され、市町ごとに発表されます。
2022年8月5日、南越前町では記録的な大雨となり、鹿蒜(かひる)川の水が氾濫しました。川幅が狭く距離も短い中小河川は、短時間の大雨で急激に水位が上昇します。雨の情報の重要度がより高いため、大雨警報や大雨危険警報などで氾濫や浸水の危険性を呼びかけます。
大きな河川は「氾濫警報」、中小河川は「大雨警報」情報が異なるので、近くの川がどれに該当するのか確認が必要です。
ただ、大きな河川の水位が上がり、小さな河川の水が逆流し氾濫することがあります。南越前町の鹿蒜川の氾濫は、それも要因です。つまり、大きな河川氾濫レベルの上昇は、中小河川の氾濫の危険度も高まっていることを伝える情報でもあるということを覚えておいてください。
先週の台風6号では、レベル3の警報を超えて、レベル4の危険警報が発表されたケースもありました。いざというときの行動について、あらかじめ想定しておく必要があります。
一緒に読まれている記事
-
秋晴れは“お預け” 高気圧の勢力弱まり秋雨前線が南下…梅雨のような天気に ピークは過ぎるも来週は再び雨に注意
-
4日夕方までに最大80ミリ 局地的に激しい雨の予想 前線が南下し大雨の範囲は太平洋側へ
-
“迷走”する台風24号 前線を刺激し雨が長引く恐れ 福井県内は3日昼過ぎから4日未明にかけ大雨に警戒を
-
週末は再び警報級の大雨に注意 29日夕方までに嶺北で80ミリ、嶺南で60ミリ予想 秋雨前線が北陸に停滞し大気の状態が不安定に
-
28日未明から朝にかけて大雨のピーク 嶺北で1時間に50ミリの「非常に激しい雨」予想 就寝前に避難経路、最新の気象情報の確認を
-
9月も“台風ラッシュ” すでに21個のハイペース 強いモンスーンと高い海面水温が要因 離れていても、上陸しなくても集中豪雨に注意
-
迫る最強クラス「スーパーエルニーニョ」 秋は台風が多発、暖冬なのに“ドカ雪”の恐れも 2016年には福井市で積雪36センチを記録
-
「なぜ台風の時期が変わった?」小学生からの天気のギモンに気象予報士が回答 ポイントは太平洋高気圧の張り出し方 夏と秋の台風には"違い”も
-
空気の境界「前線」とは しとしと雨や激しい雨を分ける3つの前線の正体に迫る 天気図の“立体的”な読み取り方を気象予報士が解説
-
日本海側に“危険な暑さ”をもたらす2つの型 太平洋高気圧“西側エリア”に熱帯の空気が流入 フェーン現象は台風だけじゃない
- 広告


