ニュース
県内のニュース
美浜町長「国や事業者の意思と覚悟は確認できた」使用済み核燃料の県外搬出ロードマップ “実効性”は町議会の議論で見極めへ【福井】
関西電力が見直しを図り新たに示した使用済み核燃料の県外搬出のロードマップについて、美浜町の戸嶋秀樹町長は27日の定例会見で「関西電力や国が実現に向けて積み上げたものとの印象を受けた」とした上で、町議会などで議論をし実効性を見極めるとしました。
戸嶋秀樹町長は「実現に向けて色々な機関、国も含め協力しながら積み上げたものだと印象を受けた。それに加え実効性の部分がどうかというのが私の思い」と話しました。その上で「国や事業者の意思と覚悟は確認できた」と述べ、ロードマップの実効性については、町議会との意見交換の場は設けず、議会などの議論を通し見極めるとしました。
また、原発立地地域の将来像を考える「共創会議」で、原子力防災や地域振興策として、美浜町と滋賀県高島市をつなぐ道路整備に取り組むことや、関電グループがデータセンターを町内に開設することが示されことについて、報道陣から「判断材料の一つか」と問われると「原子力政策は立地の振興策も並行して進めていくものと受け止めている」と答えました。
一緒に読まれている記事
-
原発の新設へ 関西電力が美浜原発でのボーリング調査を公開 地元事業者「やっとここまで来たか」 福島第一原発事故後、国内初 福井
-
関西電力の美浜原発「乾式貯蔵施設」 原子力規制委が設置を許可 福井県内で2例目
-
使用済み核燃料の福井県外搬出 乾式貯蔵施設から2035年末までに開始へ 中間貯蔵施設への搬出「確実に搬出できる」 関西電力が県に説明
-
美浜原発の避難道路 年度内に県が調査設計に着手「大きな一歩踏み出した」 早期実現に向け機運醸成【福井】
-
使用済み核燃料の乾式貯蔵施設 高浜での建設計画に福井県の専門委「安全性に問題なし」 町と県が判断へ【福井】
-
“廃炉ビジネス”の新会社設立へ 原発廃棄物の「クリアランス金属」再利用に向け 福井県や電力事業者などが連携協定
-
高浜原発の「乾式貯蔵施設」原子力規制委が設置を許可 福井県内の原発で初
-
使用済み核燃料の県外搬出「新ロードマップ」を福井県知事が容認 関電の40年超原発は運転継続可能に 立地振興の資金拠出へ新たな枠組みも検討
-
“実効性”問う声 関電の使用済み核燃料の県外搬出「工程表」めぐり福井県や立地市町が協議会
-
“見直し”ロードマップの実効性「一定程度意義がある」 関電の使用済み核燃料の県外搬出計画めぐり福井県知事が見解
- 広告


