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落石事故で脱線のえちぜん鉄道 復旧には時間要する見込み 国の調査結果待たず再発防止策の検討へ【福井】

2025.03.04 18:45

2日に発生したえちぜん鉄道の電車が落石に衝突した事故で、現場では落石を除去するための作業が進められていますが、運休している山王ー勝山間の運転再開の見込みは立っていません。

佐々木拓哉アナウンサー:
「事故発生から2日が経った現場では、重機により落石を砕く作業が行われています」

事故が発生したのは、勝山市にあるえちぜん鉄道の比島駅付近です。2日午前5時半頃、勝山発福井方面行きの2両編成の電車が、線路横にあった縦・横約1.5メートル、奥行き約2メートルの落石に衝突し、先頭車両の窓ガラスにひびが入り、脱線しました。乗客2人にけがはなく、運転士1人が膝を打つ軽いけがをしました。

国の運輸安全委員会の現地調査は3日に終わり、4日からは復旧作業が本格的に始まりました。勝山市の職員らが、線路にかかった大きな落石を砕く作業をし、線路を挟んだ反対側では脱線した車両を吊り上げるクレーンのスペースを確保するため、除雪が進められていました。

ただ、線路横の市道の幅が狭く重機が入るのが難しいため、復旧には時間がかかるとみられています。

このため当分の間、勝山永平寺線は福井ー山王間で折り返し運転し、運休している山王ー勝山間は代行バスを運行します。

国の運輸安全委員会は、今回の事故の調査結果を1年以内に公表するとしていますが、えちぜん鉄道は結果の公表を待たずに再発防止策などを検討するとしています。

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