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蒸気漏れの美浜原発3号機…高圧タービン上部のカバーに穴 運転開始から50年間、補修や交換なし 関西電力が調査状況を公表

2026.05.12 18:00

関西電力は12日、8日に高圧タービン周辺から蒸気が漏れ、原子炉を手動停止した美浜原発3号機について調査状況を公表。高圧タービンを覆う金属製カバー上部に穴が開いたことが分かりました。このカバーは運転開始から約50年間、補修や取り換えが行われていませんでした。

 

美浜3号機タービン建屋の内部(提供:関西電力)

 

美浜原発3号機では5月8日早朝に警報が鳴り、中央制御室の監視カメラで高圧タービン周辺から蒸気が漏れているのを運転員が確認。午前4時24分に原子炉を手動停止しました。蒸気には放射性物質は含まれておらず、外部への影響もないとしています。
    
その後、関西電力が原因究明に向けた調査を進めた結果、高圧タービンを覆う金属製カバーに縦約1センチ、横約8センチの穴が見つかりました。損傷した箇所は1976年の運転開始以降、一度も交換や補修が行われていませんでした。

 

蒸気漏れが発生した箇所の状況(提供:関西電力)

 

蒸気漏れ発生後に行われた超音波による検査では、穴が開いた箇所を中心に金属が周辺よりも薄くなっている箇所があることが判明し、最も薄いところでは約1ミリでした。
     
高圧タービンは3回の定期検査に1回の頻度で点検が行われていますが、直近の2021年12月に行われた定期検査では、目視点検でカバーに局所的な腐食が確認されなかったため、超音波で厚みを確認する検査は実施されていませんでした

 

関西電力は今後、損傷した部分を切り出して詳細な原因調査を進めるとともに、その結果を踏まえて対策を検討するとしています。

 

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