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補助金再開で多くのガソリンスタンドが値下げに踏み切るも…イラン情勢は不安定なまま 長期化すれば食料品・生活用品など“値上げラッシュ”の可能性も 福井  

2026.03.20 18:30

19日、政府によるガソリンへの補助金が再開されました。市場価格に反映されるまでには1~2週間かかるとの見立てもありましたが、県内のガソリンスタンドの多くで、20日からさっそく値下げに踏み切ったようです。

 

取材したガソリンスタンドは、先週13日に30円ほどの大幅値上げをしましたが、19日の政府による補助金再開を受け、20日にさっそく23円の値下げに踏み切りました。
 
先週高く仕入れた分の在庫がまだ残っているといいますがー

栄月・四谷智弘さん:
「19日出荷分から補助金が反映されると報道された以上、値下げしないと客からの信用もなくなるので、苦渋の決断だった。」
 
値上げをした1週間の間、来客数は値上げ前に比べて3、4割も減りました。さらに少量しか給油しない人が多かったため、売り上げは半分にまで落ち込んだといいます。
 

 

しかし、一転、値下げに踏み切った20日は客足も増え、満タン給油をする人も増えました。
  
客:
「値下げしたので20日以降に入れてというメールが来たので(きょう来た)。もう少し下がった方が良い」
 
「月7~8回は給油する。営業車なので。(値上げ後は)10Lずつなど小まめにいれていた」
 
「もう少し安くならないかな。気軽に給油に来ようとは思わない。ギリギリ」

栄月・四谷智洋さん:
「安くなることはうれしいが、イラン情勢が長期化すれば(備蓄、補助金の財源が)有限なので大丈夫かという不安はある」
 
補助金再開を受け店頭のガソリン価格は一旦下がったようですが、そもそもの原因となっているイラン情勢に改善は見えず、石油の供給は依然として不安定な状況が続いています。
 

 

そんな中ー
 
竹内慶行記者:
「緊迫するイラン情勢を受け、政府は石油備蓄の放出を開始しました。あちらに見えるタンクにも国が備蓄している石油が入っていて、今後、放出される見込みです」
 
16日に開始された政府による石油備蓄の放出。福井市と坂井市にまたがる臨海部にも備蓄基地があります。
  
3月下旬には、ここからも1カ月分の石油が放出される見込みです。
 
ただ、政府による石油備蓄の放出は、不安視されている供給不足への対応で、価格への影響は限定的です。
 
原油価格が下落する兆しがいまだ見えない中、政府はガソリンの補助金の終了時期は明言しておらず、中東情勢や原油価格を見極めながら柔軟に検討するとしています。

 

原油価格そのものは高止まりしたままで、ガソリン以外に、わたしたちの暮らしにも色々な影響を及ぼしつつあります。
 
県内の複数のスーパーに、原油高による値上げをしたか、また商品の値上げがあったかどうかを尋ねたところ「原油高を直接の原因とした製造・仕入れコストの上昇はまだない。包装資材を安価な発泡スチロールにするなどしてコストを抑えるよう努めている」とのことでした。
 
現段階ではスーパーでの価格への大きな影響はないようですが…
ただ、気になる話がありました。
 
「ロシアによるウクライナ侵攻のときも燃料費がまず上がり、その2・3カ月後、小売店も値上げに踏み切った。今回もそのようになるのではないか」
 
このまま、イラン情勢が終息せず、数カ月にわたりいまの原油高騰が続けば、食料品や生活用品など「値上げラッシュの引き金」となる可能性があります。
         

 

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