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“道路脇の雪の山” 除雪が行き届かない生活道路は「危険がいっぱい」注目はどこでも行けるコンパクト除雪機【福井】 

2025.02.11 18:45

福井市内では、住宅街の除雪が進む一方で、除雪された雪が高く積もり視界不良や通行が難しくなっている箇所もあります。そんな中、狭い道でも除雪可能な小型除雪車の利用が広がりつつあり、除雪の負担軽減に期待が寄せられています。
       
田島嘉晃アナウンサー:
「福井市内の住宅地です。広い道路は除雪が進んでいます。広い道路から一本道を入ると、雪は残っていますが、通りづらさはさほどありません」
 
日中、日の差す時間もあった福井市内、雪解けを待つ人が多いのか、午前中に除雪する人々の姿はまばらでした。

福井市民:
「テレビで見ると新潟と比べたら雪が楽でたいしたことない」
「(除雪体制は)良かった。でも、雪を持っていくところのないあの辺の人は大変みたい…」
 
一体何が大変なのか、向かって見ると、道路わきに雪が高く積み重なっていて、見づらい個所が…。

田島嘉晃アナウンサー:
「除雪で積み重なった雪山、私の身長の2倍以上、4メートル近くあるでしょうか。道路を渡ろうとするときに左右が非常に見えづらいです」
 
道路の両側にうず高く積み上げられた雪。福井市は必要に応じて撤去していますが、その判断はあいまいです。
 
市によると、雪のピークを過ぎた後の排雪の基準は、市民から寄せられた苦情や通報、職員による目視で危険と判断された場合などです。
 
この状況では、今後も道路をわたる時には細心の注意が必要です。
 
11日は祝日で、80代の女性が一人で暮らす家には、息子夫婦が除雪の手伝いに訪れていました。一人暮らしの女性は「助かっている。小屋がつぶれてしまうと大変なので…。近所の人も良くしてくれる。80歳代で一人暮らしで大変」と話します。
 
手伝いに来た息子は「会社でも自宅でも雪を触ってばかりで疲れている。広い道はきれいになっているが、中に入るとどうしても道路事情があまり良くないところも見受けられる。昔は除雪機を持っていたが、自治体で補助してもらって購入できたらいい」と話します。
 
生活道路でも除雪をよりスムーズに…、そこでいま注目されているのがコンパクトな除雪車です。普段よく見る除雪車の半分以下のサイズです。

トヨタL&Fの仙石昌弘・営業室長は「狭いところにもスムーズに入っていける。その場で旋回ができるので非常に使いやすい。公道走行は普通免許があればできる。講習受けて、普通免許があれば走行できます」とその便利さを話します。
 
1台あたり販売価格は200万円から400万円ですが、リースもあり、こちらは3カ月で75万円。最近は県内でも利用する個人や企業が増えているそうです。

仙石・営業室長は「大きな道路は除雪してもらえるが、狭い道路はなかなか除雪車が入ってきてくれない。その日にどうしても病院に行かないといけないお年寄りが、車が入れず、歩かなければならない場面に遭遇した。(そんな時にこの除雪機は)困っている方の力になれるのでは」と話していました。

この除雪車は、除雪だけでなく漁業、畜産現場で肥料を持ち上げたりする時などにも活用できるということです。

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