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22年前の福井豪雨でも浸水 休館続くみどり図書館 フロアの貼り替えに数カ月かかる見込み

2026.09.07 19:35

記録的大雨で被害を受けた福井県内各地で復旧の動きが進む一方、浸水した福井市のみどり図書館は休館が続いていて、再開までは数カ月かかる見通しです。
 
みどり図書館は22年前の福井豪雨でも浸水被害を受けました。当時の教訓は生かされたのか、取材しました。

 

田島嘉晃アナウンサー:
「記録的な大雨から1週間が経ちました。いつもなら利用者が行き交う、福井市のみどり図書館です。入り口には、浸水被害のため当面の間、臨時休館となる事を知らせる紙が貼られています」
  
高比良博則館長に、現在のみどり図書館内の様子を見せてもらいました。
  
「書架は5センチ程度浸水して、シミが残っている。止水板を立てて準備をしていたがどんどんと水位が上がってきて、どこまで浸水するのか不安だった」(高比良館長)

 

約39万冊の本を所蔵するみどり図書館。幸い、本そのものに被害はありませんでしたが、被害は足元に残っています。
  
水を吸ったカーペットは張り替えが必要に。フローリングも全面的に直す必要があります。
  
高比良館長によりますと「一番時間がかかるのが、フロアの張り替え工事。どうしても数週間単位ではなく、数カ月単位の復旧期間が見込まれる」といいます。
  
みどり図書館があるのは、福井市若杉3丁目。すぐ西側には水路があります。

 

22年前、2004年の福井豪雨の時も、この水路があふれ周辺一帯が水につかりました。図書館の地下へ通じる階段が完全に浸かってしまったのです。
   
福井豪雨では、図書館の1階が床上23センチまで浸水し、地下では空調やエレベーターなどの設備が水に浸かり、再開できたのは約8カ月後でした。
    
22年前、水につかった地下1階。その時の経験を生かし、今回は防火扉を閉めて隙間に土のうを積み、地下への水の流入を防ぎました。 
  
その結果、空調設備などは守ることができ、22年前とは違い、冷房を付けながら復旧作業を進めることができています。
   
ただ、すべての被害を防げたわけではありません。
  
高比良館長は「中に侵入した水を止水板の外へ吐き出すことが課題。土地が低い、建物も古いのでどこから水が吹き出してくるか分からない。この辺り一帯が冠水しないような治水対策を施してほしい」と訴えます。
 
本棚には現在も、22年前の浸水の跡が残っています。
 
そして今回の大雨による浸水の跡も。大雨から1週間が過ぎ“いつもの図書館”に戻るまでには、まだ時間がかかります。
   
利用者を迎えるため、20人余りの職員が復旧に向け歩み続けています。

 

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