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CO2排出量を年間50万トン削減 敦賀火力発電所2号機で「木質ペレット」導入 木質バイオマス発電比率が大幅アップ
2025.03.05 18:45
北陸電力は敦賀火力発電所2号機で、石炭の代わりに木質ペレットなどを燃やす「木質バイオマス発電」の比率を高めようと設備の増設工事に取り組み、5日、その完成を記念して新たな設備などを公開しました。
北陸電力は脱炭素化の取り組みの一環として、2007年から敦賀火力発電所2号機で燃料の石炭の一部を木質バイオマスに換えて発電しています。その発電比率を高めようと、従来の木質チップに加え、木材を圧縮した木質ペレットの導入に向け5年前から設備の増設工事を行ってきました。
5日の式典には塩谷誓勝副社長や関係者らが出席し、完成した設備などが公開されました。
新たに完成したのは、1~2カ月分の木質ペレットを貯蔵できるサイロ8基や燃料を供給するコンベアで、既にある設備の一部も改良されました。
今回の増設により、木質バイオマス発電の比率は1%から15%に大きく引き上げられました。削減される二酸化炭素排出量は年間約50万トンに増え、これは一般家庭約19万3000世帯が年間に排出する二酸化炭素の排出量に相当するということです。
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