ブルーインパルスを支える福井人”ばってん” | なんだー?ワンダー! | 福井テレビ

番組情報

なんだー?ワンダー!
土曜夕方6時29分

2026年8月22日(土)放送

ブルーインパルスを支える福井人”ばってん”

今回は、県内出身者として初のブルーインパルス隊員・青木さんに密着したジョイ!

 

総括班長としてブルーインパルスを支える

調査員が向かったのは宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地。青木さんは、高校卒業後に航空自衛隊へ入隊し、戦闘機パイロットとしておよそ30年にわたって日本の空を守り続けてきた。幼いころ小松基地の航空祭で目にした戦闘機の姿や、映画「トップガン」の世界に憧れたことが、入隊のきっかけだったと話す。戦闘機のパイロットを退いた後、青木さんはある思いを抱いてブルーインパルスへの配属を希望する。「福井県民の自衛官、少ないし。福井出身の自衛官が増えたらいいなって。なんか表に出るような仕事で、福井の人に認知してもらえたら嬉しいなと思って」

 

ブルーインパルスの展示飛行は6機編成。パイロットは10人で、それぞれ1番機から6番機を担当。青木さんのヘルメットには「7」の数字が貼られていた。総括班長という特別なポジションの証だった。隊員たちが食堂へ向かう昼どき、青木さんはデスクに。「仕事が立て込んじゃって。朝しっかり食べて、1日のエネルギーをそこで補充して」と笑う。総括班長の任務は多岐にわたる。訓練飛行前に先行して空へ飛び、雲の高さや視程、気流の乱れを自ら確認する「天候偵察」。部隊の安全管理、隊員育成、チームの運営調整――パイロットも整備員も安心して任務に集中できるよう、すべての土台を整える役割なのだ。

 

”ばってん”は、中学時代の友人とのつながり

空き時間に広報誌用にサインをする青木さん。そこに書かれたのは”ばってん”の文字。 ”ばってん”は、青木さんのTACネーム(パイロットの呼称)で、中学時代の同級生に考えてもらったサインを愛用していた。

 

この日、青木さんには特別な瞬間が訪れる。令和2年2月以来、等価飛行時間3000時間以上に及ぶ無事故操縦の達成を表彰されたのだ。「僕がたまたま無事故だっただけで。整備員とか、それ以外の人たちの協力を受けて成り立つもので、僕だけの力でもらえるものじゃない。代表して俺がもらってるんだな、と噛み締めながら」

ブルーインパルスの任期は3年。ふるさとの友人や、部隊の仲間に支えられ、青木さんは今年、最終の3年目を迎えているー。

 

「離れて分かるいいとこ、福井。オレは大好き」――ふるさとへの思い

取材の最後、青木さんはこう話す。「離れて分かるいいとこ、福井。オレは大好き」2024年3月16日、北陸新幹線の延伸開業を祝うブルーインパルスの飛行。福井の空を見下ろしながら、青木さんは故郷の街並みを目に焼き付けていた。北陸新幹線開業の飛行で上空からふるさと・福井を見下ろし、地上に集まった大勢の人たちを目にしたとき、「ああ、良かったな」と振り返る。その言葉には、30年以上故郷を離れても、変わらずふるさとへの愛があふれていたジョイ!