ニュース
県内のニュース
開通から50年の北陸自動車道 「日野川橋」リニューアル工事を福井高専の学生に公開 工事完了は11月を予定【福井】
開通から約50年を迎える北陸自動車道。今庄ー武生間にある日野川橋では老朽化のためリニューアル工事が行われていて、24日は土木業界などを目指す学生を対象に工事現場が公開されました。
北陸自動車道は、老朽化にともない2016年から大規模なリニューアル工事が行われています。
今庄ICから武生ICの間にある日野川橋は1977年に開通しましたが、大型車の交通量が開通当時の想定より増えたことや、冬場の凍結防止剤の散布などから老朽化が進んでいました。
そこでネクスコ中日本は9月2日から、日野川橋としては初めてとなるリニューアル工事に着工しました。
24日は、学生に業界への関心を深めてもらおうと、福井高専の土木や建築を学ぶ環境都市工学科の3年生に工事現場を公開しました。
公開されたのは、「床版」と呼ばれる橋のアスファルト面を支える鉄筋コンクリートの床を取り替える作業です。長さ11m、幅2m、厚さ22cm、重さ15トンほどの古くなった床版をクレーンで撤去していきました。工事区間は224mで、約3カ月で99枚の床版を取り替えます。
学生たちは、「道路などインフラにかかわる仕事に就きたいと思っているので、具体的にこういう現場を見ることはとても貴重」「いつもは椅子に座って勉強しているだけなので、こういう現場に来ると自分がもうすぐこうした現場で働くという実感がわいた」などと興奮気味に話していました。
ネクスコ中日本の担当者は「若い子が入ってこない現場。今日は興味を持ってもらういい機会になったとおもう」と期待を話していました。
日野川橋のリニューアル工事は11月末ごろに完了する予定です。
一緒に読まれている記事
-
“1500台が立往生”の教訓を生かせ 北陸道でネクスコ中日本が訓練 中央分離帯の移動式防護柵を活用し反対車線にUターン誘導 福井
-
福井県の官製談合事件 県土木部の職員やOBら4人を略式起訴 県が発注した電気工事の随意契約巡り情報漏らす
-
敦賀市の土木工事業者が自己破産 資材高騰や官公庁の発注減で業況が悪化 負債は2000万円 【福井】
-
美浜原発の避難道路 年度内に県が調査設計に着手「大きな一歩踏み出した」 早期実現に向け機運醸成【福井】
-
県への届出怠り勝山中学校の工事中断 水上市長が謝罪 市議会が三役の7月分給与減額の条例案を可決【福井】
-
「夏休み前までの開通を」大野の国道158号、仮設道路設置に25億円 福井県が52億円の6月補正予算案を発表
-
「八潮市の事故は対岸の火事ではない」”道路陥没”事故防ぐ対策会議スタート リスク箇所洗い出し対策検討【福井】
-
産業廃棄物の収集運搬や古物商も手掛ける福井市の解体業者 債務超過で破産手続き開始決定 負債は7800万円
-
公共工事の受注減で業績不振に 福井市の土木工事業者「N・Y総建」が自己破産申請へ 負債は5200万円
-
開通は3年遅れの「2029年春」に 中部縦貫道の大野油坂道路 対策工事の着手が国道158号の「通行止め」で遅れる【福井】
- 広告


